【PL生観戦レビュー】21-22シーズン/プレミアリーグ第11節/ウェスト・ハムVSリヴァプール/3-2

初めましての方は初めまして。ガチャと申します。ワーホリVISAでイギリス、ロンドンで暮らしています。最近はお休みしていますが、普段はバルセロナについて書いています。

このレビューが全く伸びないプレミアリーグ生観戦レビューも第3弾!笑

上位を争う好カード、行ってきました。昨季6位のウェスト・ハムがホームにリヴァプールを迎えます。

11月7日(日)、現地16時半キックオフのゲーム。会場はロンドン東部、オリンピック・スタジアムです。

今日はここから

この写真がキックオフ約45分前。ここからものの数十分でスタジアムは満員になります。

★両チームのスタメン★

両チームのスタメン

両チーム、ほぼ定番通りのメンバーで戦います。南野はベンチスタート。

★試合の流れ★

○前半

さて、どちらが先に流れを掴むのかといった開始直後の4分。ホームのウェスト・ハムがいきなり試合を動かします。

コーナーキックから、アリソンとオグボンナが競り合ってボールがそのままゴールに吸い込まれます。

リプレイを見るとオグボンナの広げた手がアリソンに当たっていますし、キーパーチャージを取られる可能性もありそうな際どいプレーでしたが、VARの介入後も判定は変わらず。アリソンのオウンゴールが記録されました。

早い時間帯で一歩前に出たホームチーム。スタジアムも盛り上がります。

そこからは少し落ち着いた展開に。地力で勝るリバプールがボールを握りますが、ウェスト・ハムもしっかりと4-5-1のブロックを崩さず膠着状態に入ります。

この流れを打ち破ったのはセットプレー。

41分、リバプールはゴール中央のいい位置でフリーキックを獲得すると、アレクサンダー・アーノルドが見事に叩き込んで同点。キーパーのファビアンスキが一歩も動けない完璧なシュートでした。

1-1で前半を折り返します。

○後半

スコアがタイに戻って、再びお互い出方を探るような後半戦。次に試合を動かしたのは個人技でした。

22分、自陣中央、いい形でボールを奪ったウェスト・ハム。ボーウェンがスピードに乗ったドリブルで3人を剥がしながら約30メートルを運んでラストパス。走り込んだフォルナレスが左足で落ち着いて流し込み、勝ち越しに成功します。

見事なロングカウンターでした。

こうなると流れは完全にホームチームに。

今度は29分。ボーウェンのコーナーキックから、フォアサイドに走り込んだズマが頭で合わせて3-1。リードを広げます。

これで試合は残り15分。

リバプールの指揮官クロップは、チアゴ、オリギ、南野と次々に攻撃的なカードを切って攻勢に出ますが、38分にオリギが1点を返すので精一杯。

ウェスト・ハムは1点差に迫られますが、最後まで集中を切らさず3-2で逃げ切りに成功しました。

優勝を争う格上相手にホームで完勝。チームの成熟度が伺える、素晴らしい試合でした。

★雑観★

○マジでしっかりと強いウェスト・ハム

語彙がバカっぽいですが、今季のウェスト・ハムはマジでしっかりと強いです。

この日の相手はリヴァプール。みなさんご存知の通り世界でトップを走るチームです。ホームというアドバンテージはあったものの、勝利したことがまず素晴らしい。それに。

僕の個人的な感想ですが、この試合のウェスト・ハム、内容が100点満点かと聞かれるとそうではなかったと思うんです。簡単なミスも多かったし、うまく行かないシーンも多々ありました。エースのアントニオに関しては、正直散々な内容でした。

それでも、あのリヴァプール相手に勝ったんです。

○力のあるメンバーと指揮官が揃った好チーム

なぜこの勝利が実現されたのか。ズバリ、ちゃんとしたメンバーが揃っていて、いい指揮官が率いているから!

当たり前のことを言いました!笑

夏のユーロでも大活躍だった大黒柱ライス(22)を中心に、各ポジションに好選手を配置。チェルシーから加入したズマ(27)は守備のリーダーとしてすっかり地元ファンのアイドルとなりました。左サイドバックのクレスウェル(31)、リーガファンにはお馴染みのフォルナレス(25)と、左右のプレスキッカーも充実。ブレントフォード時代に2部で大活躍したベンラーマ(26)や、ここまで大活躍のアントニオ(31)など、今季ブレイクした選手もチームを支えます。ソウチェク(26)、ボーウェン(24)もCLレベルのプレーヤーだと思います。

オグボンナ(33)がこの試合で膝に大怪我を負ってしまったのは本当に残念ですが、ここまで名前を挙げた選手たちはいずれもビッククラブで戦えるクオリティーでしょう。

ユナイテッド時代の良くない印象が強い指揮官モイーズですが、ウェスト・ハムではここまで攻守に魅力溢れるユニットを形成しています。

ELでの戦いも含めて選手層の薄さは少し心配ですが、今季は普通に戦えばチェルシー、シティ、リヴァプールに次ぐ4位も狙える。そんなチームに仕上がっています。(あくまで今季ここまで見ての個人的感想です)

○リヴァプール

さて、アウェーチームについても少し。敗れてしまったリヴァプールですが、そんなに心配する必要はないでしょう。この日は噛み合わなかったですが、チームがブレている訳でも、怪我人が続出している訳でもありません。

すぐに調子を取り戻し、優勝争いをリードする存在になると思います。

○南野

この試合では南野のプレーも見ることができました。攻守にアグレッシブで存在感は示しましたね。同ポジションのオリギが結果を残したのは彼にとって追い風ですが、ローテーション時には起用される上から16,7人の存在にはなっているでしょうね。

(とか言ってたら、次の試合でアーセナル相手にゴール!!すごい!!)

★最後に★

今回もダラダラと執筆したせいでこんなに日が経ってしまいました。すいません。レビューは生物ですからね、そりゃ数週間前のモノは読まれないですよ。笑

まぁいいです。こんな感じで気楽に続けていきます。

それにしてもウェスト・ハム。生で見ると本当に魅力的なチームだと感じました。ロンドンの他クラブに比べて圧倒的にチケットが取りやすく、安い。しかも私の家からのアクセスも良い。ので、ちょっと追いかけていこうかなと思います。

プレミアリーグで初の推しチームができました。パチパチ。

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