【マッチレビュー】19〜20シーズン/リーガ第11節/バルセロナVSバジャドリード/5-1○

★両チームのスタメン(バルサのベンチメンバー)

両チームのスタメン

★得点(アシスト)と警告・退場

・得点
 前半3分【バルサ】 ラングレ

 前半15分 【バジャドリード】 オリーバス
 前半29分【バルサ】 ビダル(メッシ)
 前半34分【バルサ】 メッシ

 後半30分 【バルサ】 メッシ(ラキティッチ)
 後半32分 【バルサ】 スアレス(メッシ)

・警告(イエローカード)
 【バルサ】 なし
 【バジャドリード】 ホアキン,グアルディオラ,ミチェル(3枚)

・退場者(レッドカード)
 【バルサ】 なし
 【バジャドリード】 なし

★試合の流れ *得点に関わる場面は赤文字

この試合から中3日で4連戦のバルサ。過密日程を考慮し、アルトゥールをベンチ外、グリーズマンはベンチに置いてスタートします。

16歳でのラストマッチになるアンスが左ウイングで先発です。アレニャーは久々のベンチ入り。

バジャドリードは5-2-1-2のフォーメーション。カンプ・ノウではまず守備。そんな考え方でしょう。

○前半

試合はいきなり動きます。

3分。バルサは左コーナーをショートでつなぐと、クロスボールのこぼれ球にラングレの左足ボレー。このシュートが相手に当たってゴールに吸い込まれます。

あっさりとバルサが先制します。

プラハ戦同様、早い時間帯で先制したバルサ。ただ、これもまたプラハ戦同様、余裕からかパス回しのテンポが上がりません。バジャドリードに対して、ブスケツの両脇を使われて簡単に前進を許すシーンもありました。

よくない展開だなぁと思っていると、予想通り次の得点はバジャドリードでした。

15分です。左サイド深い位置からのフリーキック。ミチェルが右足で蹴ったボールは両チームの誰にも当たらず、そのままGKテアまで流れます。

ただ、複数の選手が飛び込んできたためテアは反応がギリギリになり、弾くのが精一杯でした。こぼれ球がオリーバスの足に当たり、ゴールイン。

セットプレーから同点に追いつかれます。

その後もしばらくパッとしないバルサ、消極的な守備+ボールを持っても質の低いバジャドリードといった展開。

ボール支配はほぼバルサですが、なかなかチャンスを作れません。

そんな中迎えた29分、バルサに追加点が入ります。

ボールは左サイドから中央のビダルへ。ビダルは更に右のメッシにボールをつなぎます。それと同時に猛然とゴール前まで駆け上がるビダル。

メッシはドリブルで前進しながら、ここしかないというタイミングで相手のDFライン背後にボールを送ります。

ビダルはその浮き玉のスルーパスに、右足ダイレクトでうまく合わせてゴールゲット。

ビダル、メッシのダイナミックなワンツーで勝ち越しに成功します。

乗ってきたバルサ。そしてメッシ。

34分に3点目。

セメドが獲得した中央やや右、ゴールまで27㍍のフリーキックです。壁は4枚。キッカーはもちろんメッシ。

完璧なスピード、コースに叩き込みました。相手GKマシップはノーチャンスです。

メッシはこれで公式戦4試合連発。すでに直接フリーキックは2本目です。マジでうますぎ。

前半はこのまま3-1で終了。

チーム全体で見ると単純なミスも多く、スイッチが入りきっていないという印象を受けた前半ですが、しっかりとリードを持ってハーフタイムを迎えます。

○後半

ハーフタイムでの交代は両チームなし。

バジャドリードは後半からフォーメーションを4-4-2に変更しました。

後半最初のチャンスもバルサ。高い位置でボールを奪うと、前を向いたメッシが前進。最後は左にいたアンスに優しいパスを送ります。

アンスとしてはこの日一番の見せ場でしたが、シュートはブロックされて得点ならず。

フレンキー→ラキティッチ、アンス→グリーズマンなどの交代もしつつ、バルサペースのまま試合は進みます。

次のゴールは30分。

相手陣地中央でダイレクトパスがつながると、最後はラキティッチの強い縦パスに対してうまく反転したメッシの左足シュートでゴール。

バルサらしく密集を速いパスで崩した美しいゴールでした。それにしてもメッシの反転トラップ、めちゃくちゃうまかった。

解説の川勝良一さんが「平均台の上でプレーしているようだ」と表現していましたが、まさにその通り。身体は力が抜けていて、全くブレずに反転からシュートを決めました。

直後の32分にも、後方からボールをつないでメッシのスルーパスから最後はスアレスがゴール。

これで5得点。マニータ達成です。

試合は決まりましたが、その後も意欲的に攻め続けるバルサ。追加点こそ挙げられませんでしたが、好印象で試合終了のホイッスル。

攻守に能力の差を見せつけた完勝でした。

★個人採点と寸評(採点は10点満点で平均は6点)

GKテア・シュテーゲン  5.5点

失点シーンは難しい対応でした。不運と言っても良いでしょう。

珍しくパスミスもあったので、少し低めの評価にします。基本的に仕事は少ない試合でした。

CBピケ  6.5点

相手の単発で工夫のない攻撃にしっかり対応。攻め込んだ状況でも集中して、2,3次攻撃につなげるための良い守備を見せました。

点差がついてからは果敢に攻撃参加するおまけも。

CBラングレ 7点

相手に当たっとはいえ、見事な先制ゴールをゲット。控えめな喜び方もカッコイイ男です。

守備でも全く問題なく相手2トップに対応しました。レベルが高く安定しています。

RSBセメド 6点

前半はビルドアップや攻撃参加でミスが目立ちました。失点につながったファールも献上。

それでも、スピードを生かした守備や積極的な攻め上がりで徐々に存在感を発揮しました。

LSBジョルディ・アルバ 6.5点(後半33分OUT)

アシストという結果はありませんでしたが、前方のアンスをうまくフォロー。相変わらずうまくて正確です。

MFブスケツ 7点

前半は何度か両脇のスペースを使われて苦しみました。ただ、基本的に攻め込んだ状況、かつ、ビルドアップ時のプレスも弱かったのでストレスなくプレーできました。

やはりメッシの使い方やボールの動かし方を見ていると、特別な選手だと感じます。

MFアルトゥーロ・ビダル 8点

積極果敢なプレーでチームを引っ張りました。得点は試合展開的にも価値あるものでしたね。

やはり頼りになる男です。

MFフレンキー 6.5点(後半15分OUT)

バランスを考えながらおとなし目にプレー。左インテリオールでも、状況に合わせてうまく動きました。

過密日程も考慮し、60分でお役御免。

FWメッシ 9点 ★MOM

まさに神様。2G2Aの全てが異次元でした。また抜きもうまかった。あんなプレーを見せられると…いや、知ってるんですけど、改めて毎回すごさを感じますよね。

FWアンス・ファティ 5点(後半18分OUT)

この試合はダメでしたね。ボールを持つとほとんどの確率でロストしました。

ただ、17歳になったばかりの選手です。積極的にドリブルは仕掛けていましたし、得点チャンスもありました。

ゆっくりと、確実にステップアップしていってほしいです。

FWスアレス 6点

苦手?バジャドリード相手に初ゴール。得点シーン以外はあまり目立ちませんでしたが、ビダルとうまく縦関係を築いて攻撃に深みを作りました。

良いコンディションを保っています。

○交代出場

MFラキティッチ 6点(後半15分IN)

単純なミスもありましたが、高い意欲で試合に入ったようには感じました。メッシへのアシストになったダイレクトパスは見事でした。

途中出場すると、カンプ・ノウからは相変わらず大きな拍手が送られます。

FWグリーズマン 5点(後半18分IN)

ほぼほぼ勝負が決まった状況での投入。見せ場はありませんでした。コンディション維持の意味合いが強い交代でしょう。

SBセルジ・ロベルト 採点不可(後半33分IN)

アルバを休ませるために残り15分で出場。無難にプレーしました。

★トピックス

【バルサ】要塞カンプ・ノウ

やはりカンプ・ノウでは強いバルサ。ビダルのゴールが決まるまではパッとしませんでしたが、徐々に改善して最終的には5-1です。プラハ戦のまずい出来からは、ひとまずしっかり立て直した印象ですね。

この試合のように、相手を押し込む時間が長くなると、ネガティブトランジション(攻→守の切り替え)も機能します。ビダルも効いていました。

まぁ、バジャドリードが消極的すぎたのもあるんですがね。

これで、カンプ・ノウでの試合は今季ここまで全勝を継続。5得点も3度目と圧倒的です。芝生の状態やピッチサイズの違いはあるでしょうが、ここまで極端なのは珍しいですよね。

★最後に

やはりメッシはすごい。それに尽きる試合でした。

CLプラハ戦も含めて過密日程が続くので、ベンチメンバーの活躍にも期待したいここからの数試合です。

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