ここ5試合で4得点と攻撃陣が絶不調のバルサ。仕切り直しの試合です。相手は約1ヶ月前の国王杯準々決勝2ndレグで6−1と大勝したセビージャ。イメージは良いでしょう。サンチェス・ピスファンはいつも苦しめられる難しいスタジアムですが、しっかり勝ってマドリーとの勝ち点差9を保ったままクラシコに挑みたいところです。頼むぞスアレス!
○直近5試合の結果と招集リスト
チャンピオンズリーグVSリヨン0−0△(A)2/19 リーガVSバジャドリード1−0○(H)2/16 リーガVSビルバオ0−0△(A)2/10 国王杯VSレアル・マドリード1−1△(H)2/6 リーガVSバレンシア2−2△(H)2/2

18人が招集されました。大きなサプライズはありません。アルトゥール、ラフィーニャ、シレッセン、ベルマーレンがケガでベンチ外。トディボ、セルジ・サンペール、ボアテングが戦術的理由で招集外となっています。引き続き、バルサBのGKイニャキ・ペーニャが控えとして入っています。
○対するセビージャの直近5試合は
ヨーロッパリーグVSラツィオ2−0○(H)2/20 リーガVSビジャレアル0−3●(A)2/17 ヨーロッパリーグVSラツィオ1−0○(A)2/14 リーガVSエイバル2−2△(H)2/10 リーガVSセルタ0−1●(A)2/2
ELではラツィオ相手にしっかり連勝しベスト16に駒を進めましたが、リーガではここ3試合勝ちなし。特に前節は降格圏に沈むビジャレアルにショッキングな大敗を喫しました。日程もここ最近はバルサよりも厳しい。
ただホーム、サンチェス・ピスファンでは無類の強さを誇るセビージャです。国王杯のリベンジマッチでもあります。ヘスス・ナバスやエスクデロのケガの具合は気がかりですが、ホームの後押しも受けて本気で勝ちにくるでしょう。
○バルサのスタメン

ビッグニュースはウムティティのスタメン! 出場停止にリーチがかかっているラキティッチ、ビダルも先発です。3トップはメッシ、スアレス、コウチーニョ。楽しみですね。
○みどころ
・スアレスの復調は
調子の上がらないスアレス。この試合で復調のキッカケを掴めるか。そろそろ結果を残さないと、ファンやメディアからの風当たりも強くなります。(既にボロカス言われていますが)
とにかく欲しいのは得点です。うまいつなぎ(パス)や無理矢理なドリブルは求めていません。ゴール前でワンタッチシュートを決めてくれたらいいんです。本人も自分の役割は分かっているはず。期待しましょう。
・読まれる左サイド 右サイドでチャンスを作れるか
アルバの左サイドはさすがに対策されつつあります。それでも1試合で3回は決定的なシーンを作るからすごいんですが…。期待したいのは右サイドからの攻撃です。
バルサの攻撃が良い時はある程度バランス良く右からも効果的なアタックができています。セメドとセルジ・ロベルトで特徴は違いますが、どちらもスピードがあって攻撃力も高い。スアレスも右からのクロスに右足で合わせる(インフロントで引っ掛けるような)シュートが得意です。このホットラインからの得点が見たい。
・安定している守備 ウムティティの出場はあるか
ビッグサムことサミュエル・ウムティティが戻ってきました。リヨン戦では出番が無かったものの、昨年11月24日(リーガ アトレティコ戦)以来のベンチ入り。試合が詰まってくるこの時期に彼の復帰はデカイです。膝の状態が本当に大丈夫なのかは気がかりですが、これだけ慎重に段階を踏んでの復帰なので信じましょう。
ここ最近の安定した守備を支えているピケとラングレは完全に出場過多です。ピケはフィールド選手唯一のリーガフル出場。ラングレも国王杯の格下相手やCLの消化試合でも起用されるなど出ずっぱり。ベルマーレン、ムリージョと人数はいるはずなのに…。ウムティティがしっかり働けるとなれば、今後は3人でハイレベルなローテーションが実現できそうです。
*ウムティティのスタメンが発表されました!
・クラシコ2連戦に向けて ではなくこの試合に集中!
ファンとしては(選手も?)どうしても来週のクラシコ2連戦を考えてしまいますが、まずはこの試合に集中しましょう。冷静に、セビージャ相手のアウェーゲームはシーズン通してもかなり難しい部類に入ります。
例えばこの試合でとても良いゲームができてもクラシコはどうなるか分からない。逆も然りです。クラシコはそれだけ、なんと言えばいいか…。全く種類の違う試合です。特別です。前の試合の結果とか調子とか関係ない。
とまぁ、私が勝手にクラシコモードに入りかけてしまいましたが、まずはセビージャです。
攻撃陣(特にスアレス)の爆発が見られたら言うことなしですね!期待しましょう!