★スタメン GKテア・シュテーゲン DFラインは右からセメド、ピケ、ラングレ、ジョルディ・アルバ 中盤はピポーテにラキティッチ、右インテリオールにアルトゥーロ・ビダル、左にアルトゥール 3トップは右からデンベレ、スアレス、コウチーニョ

○ベンチ シレッセン ウムティティ セルジ・ロベルト ブスケツ アレニャー マウコム メッシ
★試合の流れ
リーガ優勝!!!
苦しい試合ですが、しっかり勝ちきりました!
記念すべき試合を振り返っていきましょう。
ホームのバルサは前節に続きメッシがベンチスタート。ブスケツ、セルジ・ロベルトも温存です。ピポーテにはラキティッチが入ります。
降格争い中のレバンテは4-1-4-1のフォーメーション。こちらもエースのホセ・ルイス・モラーレスをベンチに置いてスタートします。
○前半
レバンテは引いて守るのではなく、攻守ともに仕掛けてきました。ただ、この日のバルサはモチベーション、コンディションともにハイレベル。簡単にプレスをいなし、相手を押し込み続けます。
まずは2分、後方からセメド→デンベレ→ビダルと右サイドでボールがつながり、最後は抜け出したスアレスがシュート。これはレバンテGKアイトールに防がれます。
5分にもチャンス。ライン間でボールを受けたコウチーニョがニアに強烈なシュート。これもアイトールがセーブします。このシュートで得たコーナーキック。コウチーニョがショートコーナーからクロスをあげ、ラングレが飛び込みますがうまくフィットしません。
開始5分で3度のビッグチャンスを作ったバルサでしたが、ゴールは奪えませんでした。
その後も、21分には単独で突破したスアレス、25分にはアルトゥール→コウチーニョの右足、26分はアルバのクロスからコウチーニョのドフリーヘッドと、相手を圧倒するバルサ。ただ決定機を生かせず、前半をスコアレスで折り返します。
前半のスタッツは、シュート数11:0。ポゼッション66:33。完全にバルサペースでした。足りないのはゴールだけ。
○後半
ハーフタイムで両指揮官が動きます。
バルサはコウチーニョ→メッシ。レバンテはサイモン→モラーレス。後半開始からエース(キャプテン)を投入し、バルサは試合を決めに、レバンテは流れを取り戻しにきます。
後半も、ゲームをコントロールするのはバルサ。メッシがフリーの状況で前を向くシーンも多く、“得点は時間の問題”という流れになってきました。
そして、ゴールを決めたのはやはり10番でした。結果的にこの試合、そしてリーガを決める得点になります。
17分、左サイド、デンベレの個人技から得点が生まれます。デンベレがカットインでボールを中央に運ぶと、ビダル→メッシ→デンベレで攻め込み、最後は後方でボールを受けたスアレスが左足シュート。これは相手にブロックされますが、すぐにビダルが反応してメッシにヘディングでパスします。
メッシはワントラップで相手をかわし、左足のシュート。得意な形でゴールに流し込み、アイトールの守るゴールをこじ開けました。見事な波状攻撃で先制。メッシはこれで今シーズン34得点目です。
このままバルサが押し切るかと思われましたが、レバンテも意地を見せます。モラーレスを中心に、バルサゴールに迫ります。
まずは19分、ロングボールを中央のモラーレスがフリックしてマジョラルへ。完全に裏に抜け出したマジョラルでしたが、テア・シュテーゲンが間合いをつめてゴールを許しません。
この後は攻めるレバンテ。守るバルサという完全にこれまでと逆の構図に。レバンテは、メッシを中心としたバルサのカウンターを紙一重のところで防ぎ、勝ち点獲得に望みをつなぎます。
最後のチャンスは44分、左サイド深く侵入したカンパーニャのクロスから中央のバルディがシュート。これはポストに当たってテア・シュテーゲンの元に。
バルサは完全に崩されました。大ピンチでしたが、運とテア・シュテーゲンの見事な対応で難を逃れます。
試合はこのまま終了。1-0で勝利し、3試合を残してリーガの優勝を決めました!!

★個人採点と寸評(採点は10点満点で平均は6点)
GKテア・シュテーゲン 7.5点
前半は仕事ゼロでしたが、後半残り25分は忙しくなりました。最後の大ピンチは、難しいボールに対してうまく対応。安定感のある守備でバルサにとっては珍しい“ウノゼロ”での勝利に貢献しました。
CBピケ 7点
前半は完全に相手をシャットアウト。後半はモラーレスのポジショニングに手を焼きましたが、サイドからのボールはことごとく跳ね返しました。なんとか無失点です。
CBラングレ 6.5点
後半は珍しく、ビルドアップでヒヤッとするミスもありました。ただ最後までゴールは許さず。集中は切らしませんでした。あと、前半5分の大チャンスも決めて欲しかった。
RSBセメド 6.5点
及第点以上ですが、もう一歩というところ。デンベレとのコンビは迫力がありますが、メッシとの相性は相変わらずイマイチです。守備では後半、モラーレスのポジショニングに苦しみました。
LSBジョルディ・アルバ 6.5点
後半は後方でのパスミスもありました。いつもよりは微妙でした。前半はウイングのようなポジショニングで攻撃に迫力をもたらしました。
MFラキティッチ 6.5点
しっかりピポーテの役割をこなしました。後半押し込まれた時間帯に、できれば試合を落ち着けて欲しかったという印象はあります。それでも、よくやりました。
MFアルトゥーロ・ビダル 7.5点
メッシのゴールをアシスト。そのほかでも力強い守備、確実なボール扱いで存在感を示しました。CLでの起用はどうなるでしょう。
MFアルトゥール 6.5点(後半28分OUT)
前半は後方からのビルドアップに加え、高い位置での縦パスも効果的でした。後半は時間とともに存在感が薄れ、ブスケツと交代しました。
FWデンベレ 6点(後半39分OUT)
ゴールの起点になった突破は素晴らしかった。それでも、試合を通して見るとイマイチでした。この日の交代を考えると、次のリヴァプール戦はベンチスタートか?
FWコウチーニョ 6.5点(後半1分OUT)
前半のみの出場だったこと、ゴールを決めきれなかったことで低めの評価にしていますが、積極的なプレーぶりは素晴らしかったですね。前半の攻撃は、ほとんどこの人を通して行われていました。カンプ・ノウは彼のシュートの度に拍手を送っていました。
FWスアレス 6.5点
ゴール、アシストはありませんでしたが、単独の突破を成功させるなど身体のキレは良さそうです。
○交代出場
FWメッシ 7.5点(後半1分IN) ★MOM
優勝を決める得点をゲットしました。役者が違います。
MFブスケツ 5.5点(後半28分IN)
ボールを持って試合を落ち着けるために入りましたが、効果は薄かったです。
MFセルジ・ロベルト 採点不可(後半39分IN)
守備を安定させるため右サイドハーフとして投入されました。
・最後に
またまた更新が遅くなってしまい、本当にすみません。完全に気が抜けています。GW中は難しいですが、5月は最近サボりがちな考察記事やサッカーストーリーも必ずアップします!!
今はとにかくリヴァプール戦です!楽しみましょう!