【マッチレビュー】18〜19シーズン/リーガ第19節/バルセロナVSエイバル/3ー0

スタメン GKテア・シュテーゲン DFラインは右からセルジ・ロベルト、ピケ、ラングレ、ジョルディ・アルバ 中盤はピポーテにブスケツ、右インテリオールにラキティッチ、左にアルトゥール 3トップは右からメッシ、スアレス、コウチーニョ

ベンチ シレッセン セメド ムリージョ アルトゥーロ・ビダル デニス・スアレス アレニャー デンベレ

試合の流れ・・・序盤はエイバルの前線からのプレスに苦しんだが、アルトゥールがうまくタメを作ってボールを落ち着かせた。前半19分、コウチーニョとのパス交換でスアレスが先制点をゲット。

後半8分にはメッシがリーガ通算400得点のメモリアルゴールを記録。その6分後、スアレスがこの日2点目を決めて勝負あり。デンベレの投入でフォーメーションを4–4–2に変えてから(残り20分)はギアを落とし、相手にボールを握られる時間が長くなったが、守備陣が最後まで集中を切らさずクリーンシートを達成した。危なげない試合運びだった。

個人採点と寸評(採点は10点満点で平均は6点)

GKテア・シュテーゲン 6点

ピンチらしいピンチはほぼ0。足でボールを扱うシーンの方が多かった。常に的確なプレーを見せ、ポゼッションでのミスも無かった。

CBピケ ⒍5点

早めにクロスを上げてくるエイバルの攻撃を跳ね返し続けた。ポジショニングはさすが。イエローカードを貰ったタックルは余計だった。

CBラングレ ⒍5点

頼りになる存在。プレッシャーを受けてもしっかりパスをつないだ。エイバルの攻撃に工夫が無かったこともあり、ストレスの少ない90分だった。

RSBセルジ・ロベルト ⒍5点(後半38分OUT)

素早いリスタート(スローイン)でスアレスの2点目を演出した。ククレジャの突破に手を焼いたが、ケガから復帰して少しずつフォームを戻している。

LSBジョルディ・アルバ 7点

いつも通り相手の脅威であり続けた。得意の攻め上がりはもちろん、最近は自陣からスアレスを狙うロングパスも効果的。守備の強度も高かった。

MFブスケツ 6点(後半21分OUT)

相手の逆を取るトラップやボールタッチもあれば、らしくないパスミスやロストもあった。後半戦に向けてもう少しコンディションが上がってくれば。

MFラキティッチ 7点

右インテリオールで先発し、ブスケツの交代後はピポーテに入った。メッシが中央に位置取ると空いた右サイドのスペースに走り込み、攻撃に深みを作った。攻め上がりのタイミングと運動量はさすが。守備でもいつも通り貢献した。

MFアルトゥール ⒎5点(後半27分OUT)

フルメンバーで戦う試合で久々に先発出場。アピールに成功した。前線からのプレスで苦労するDFライン、ブスケツを助けるため何度もボールを触りリズムを作った。ビダルとハイレベルなポジション争いを続けている。

FWコウチーニョ 7点

開始15分は「あぁ、またダメか」と思わせる出来だったが、徐々に改善した。スアレスとのパス交換で先制点をアシスト。自身もゴールに迫る場面もあった。後半は相手の頭を越すボールタッチや、見事な股抜きを披露するなど余裕を持ったプレーも。良い時のコウチーニョが戻ってきた。

FWメッシ ⒎5点

前人未到のリーガ400得点を達成。ボールを持つと常に違いを見せたが、珍しく引っかかる場面も何度かあった。3−0になってからはギアを落とし、試合に出ながら休憩していた感じだった。

FWスアレス 8点 ★MOM

キーパーとの1対1を制して2得点。どちらも簡単なシュートでは無かったが、当たり前のように決めるのがスアレス。比較されるパコやムニルは少し気の毒だったと感じてしまう。

交代出場

MFアルトゥーロ・ビダル 6点(後半21分IN)

チームがギアを落とした時間帯に出場。守備で全力プレーを見せてチームを助けた。こんなベンチメンバーがいれば嬉しい。ポゼッション時のミスも無かった。

MFデンベレ ⒌5点(後半27分IN)

右サイドハーフの位置に入った。圧巻のスピードでチャンスを作る場面もあれば、簡単なパスミス(いつものやつ)もあった。

RSBセメド 採点不可(後半38分IN)

セルジ・ロベルトを休ませるために投入された。試合は決まっていたので見せ場は無かったが、特に問題も無かった。

トピックス

コウチーニョの復調・・・この試合で最も大きなサプライズだったのはコウチーニョのスタメン起用。ブラジル人クラックは的確なポジショニングとボールタッチでこのチャンスを生かし、デンベレとのポジション争いに再び名乗りを上げた。やはり、スアレスやメッシと近い位置でプレーすると能力が生きる。現状、バルベルデは左インテリオールでの起用は考えていないと思うので、左ウイングで出場機会を伺うことになるだろう。(もしくは4−4−2の左)

守備の安定・・・リーグ戦ここ6試合で失点は1。メッシも含めた前線の守備意識、両インテリオール(ブスケツの両脇)のポジショニングが改善された。ただ、テア・シュテーゲンの好セーブと相手のミスに助けられた部分も多い。

メッシがリーガ通算400得点を達成・・・コウチーニョ、スアレスとのトリデンテで崩して得意の角度からゴール。今季リーグ17点目。リーガ435試合で400得点を記録している。もう称賛する言葉も見つからない。500点目は余裕で達成しそう。

前半戦首位で折り返し・・・この日でリーガの半分を消化。13勝4分2敗で勝ち点43を獲得し、2位アトレティコに5、4位マドリーには10の差をつけた。後半戦も取りこぼしに注意しつつ、CL決勝トーナメントに力を入れて欲しい。

ククレジャ帰還・・・ローン移籍中のカンテラーノ、ククレジャがカンプノウのピッチに立った。エイバルではスタメンの地位を確立。この日もセルジ・ロベルトをぶっちぎる突破など堂々としたプレーぶりを披露し、交代の際にはクレから大きな拍手を受けた。ミランダよりも成長度は上か?

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