かなり短めの記事です。いま話題のグリーズマンについて。今朝(5月15日朝)起きてTwitterを開くと、衝撃的な情報が目に入りました。

要するに、グリーズマンは来季アトレティコではプレーしないと。そういうことです。
クラブの象徴でもあったゴディンの感動的な退団セレモニーからわずか3日後ですよ。本当に驚きました。
まだ、どこに移籍するか分からない状況ですが、バルサ加入が濃厚といいます。なので、焦ってこの記事を書いています。バルサ以外(その場合PSGが筆頭か)に移籍した場合は…。知りません。笑
どちらにしても、数日中に決着がつくでしょう。
この記事では、グリーズマン獲得に対して、私の意見を短くまとめていきます。
★グリーズマン獲得について
①グリーズマン獲得には反対!
②その理由
③グリーズマンが加入した場合
ではいきます。
①グリーズマン獲得には反対!
まずは結論ですが、私個人的な意見としては獲得には反対です。大反対とは言いませんが、反対です。
クレの皆さんはどうでしょうか。現地クレの反応は全く知りませんが、Twitterのタイムラインを見ている限りだと賛成3反対7くらいの印象です。
○賛成意見
・間違いなく即戦力
・リーガへの適応
・守備もできる万能型
・スアレスの後釜
○反対意見
・高額な移籍金
・28歳という年齢
・昨夏の移籍騒動
・カンテラーノの出場機会を奪う
・金満クラブ
・というかデ・リフトは?
と、いった感じでしょうか。他にもあれば教えて下さい。
ということで、ここからは私の意見を。
②グリーズマン獲得に反対の理由
まずは、
能力・移籍金・年齢のバランス
です。
グリーズマン(28)の獲得にかかる移籍金は1億2,500万€ほどだと言われています。世界最高クラスの28歳万能ストライカーがこの値段。まぁ、適正価格でしょうか。移籍金がバカみたいに高騰している近年の移籍市場を考えると、法外に高い金額ではありません。
バルサがコウチーニョ獲得に費やした金額は1億2,000万€+4,000万€。PSGはネイマール獲得に2億2,000万€です。
グリーズマンは、その能力も疑う余地はありません。今季はチームも自身も不調気味でしたが、リーガで15得点9アシスト。
W杯決勝、CL決勝など大一番の経験も豊富です。
シメオネのもと、アトレティコで守備も学びました。
センターフォワード、ウイング、セカンドトップ、サイドハーフなど、前線ならどこでもこなせます。
ポリバレント性、献身性も含めて、世界でもトップレベルの選手に間違いありません。
ただ、今のバルサに絶対必要な選手でしょうか。
2年連続CLでショッキングな負け方をしたバルサ。スアレスの後継者、メッシ依存+後継者の問題を解決するため、そして欧州の舞台で勝つための補強、考え方が必要です。
グリーズマン獲得が大ハズレに終わる可能性は低いと思いますが、欧州の舞台で勝たせてくれるまでの選手だとは思いません。むしろ、大一番になると大人しくなる印象。今季のCLユベントス戦2ndレグもそうでした。
そして、後継者という意味では28という年齢も微妙。間違いなく“メッシの10番を受け継ぐ存在”とは言えません。
それなら、最近は全く聞かなくなった若手FWヨビッチ獲得の方が賛成できます。メッシ問題は解決しませんが、グリーズマンを獲得するとしても、フロントは“メッシの後継者”とまでは考えていないはずです。
→→グリーズマンを獲得するお金があるなら
それに、高額の移籍金。
(シレッセン、コウチーニョ)+(マウコム、ラキティッチ、ウムティティの誰か)らを売却すれば、グリーズマン獲得くらいのお金は間違いなく捻出できます。
ただ、それだけのお金が生み出せるなら、私はネイマールを獲得して欲しいと思います。
あれ?ネイマール?
いきなりネイマールの名前を出しました。笑
ブログでもTwitterでも全く言っていませんでしたが、CL敗戦後、やはりこのチームにはネイマールが必要だと感じました。その理由は、ブログ開設当初に書いていますのでぜひそちらを。長くなるのでここでは書きません。
もちろん、ネイマール復帰の可能性が限りなくゼロに近いことは理解しています。妄想のようなものです。
ただ、“グリーズマンを獲るなら”と思ってしまいます。
このままでは完全妄想記事で終わってしまうので、ここからは少し現実的な反対理由を。
→→グリーズマンより優先させるべきはデ・リフト そしてラキティッチの残留
ここにきて黄色信号が灯り始めたデ・リフト獲得の噂。グリーズマン、デ・リフトどちらも獲得するお金がバルサにはあるのでしょうか。
コウチーニョ、マウコムの売却はわかりますが、セメド放出というの噂まで出ています。信じられない。ウムティティもできれば売却して欲しくない。ラキティッチ売却なんて言語道断です。
ちなみに、ラキティッチ売却反対の記事も書いています。こちらも良かったらぜひ。
→→カンテラーノの出場機会は?
続けます。
そして、グリーズマンが加入すれば間違いなくカンテラーノの出場機会が減ります。前線はメッシ、スアレス、デンベレ、グリーズマン、(コウチーニョ)、(マウコム)。この時点で人員過多です。平均年齢も高い。
デンベレやグリーズマンがサイドハーフとして起用されれば、中盤の出場選手も減る。
ブスケツ、ラキティッチ、ビダル、アルトゥール、アレニャー、デ・ヨングがいる中盤にも影響が出ます。
となると、アレニャーもそうですが、リキ・プッチは間違いなく出られません。アベル・ルイスも、アレックス・コリャドも、トップである程度戦えそうな実力を示してくれているのに。
バルサはカンテラ出身の選手が中心であるはず(べき)のチームです。カンテラーノたちの出場機会を奪う選手、そして高額の移籍金で加入する選手ならば、それ相応の実力を示さないといけません。現スタメン(移籍組)でしっかり示せているのはスアレス、ラキティッチ、テア・シュテーゲンくらいでしょう。
移籍金とのバランスを考えると、コウチーニョ、マウコムらは完全に落第です。
グリーズマンがそれほどの選手かと言われると、私は疑問符を示さざるを得ません。先ほども言いましたが、まだ若くて将来性のあるデ・リフト、そしてヨビッチなどの方が賛成できます。
③グリーズマンが加入した場合
こんなことを言っていますが、グリーズマン獲得はかなり可能性の高い話です。今この瞬間に「Enjoy Griezmann!!」という公式発表が出てもおかしくありません。
加入した場合の戦術的な部分、来季の陣容等については、実際に獲得が決定したら改めて詳しく書くつもりです。
ここではそういう“グリーズマンが加入した場合”ではなく、私の気持ち的な部分について。
もしグリーズマンが来季からバルサで戦うことになったら、
私はもちろん全力で応援します。
あれ?笑 あれだけ獲得反対の理由を書いたのに?笑
と思われるかもしれませんが。これは断言します。応援します。
ただ、これはコウチーニョが残留した場合ももちろん応援しますし、マウコムも同様です。
★最後に
ラカゼットの件だったり、少々騒がしくなってきましたね。CL敗戦のショックを忘れるためには、いいことかもしれません。
こんな感じの締め方で良いでしょうか?笑 とりあえず、今後の動きを見守りましょう。
短いめの小話でした。