18〜19シーズン前半戦 総括

成績

リーガ/首位 19試合13勝4分2敗 勝ち点43 53得点・20失点・得失点+33

得点ランキング メッシ17 スアレス14 デンベレ7 コウチーニョ4 ピケ3 ラキティッチ、アルトゥーロ・ビダル2 ジョルディ・アルバ、アレニャー、ムニル1

アシストランキング メッシ10 スアレス、セルジ・ロベルト5 ジョルディ・アルバ4 デンベレ、アルトゥーロ・ビダル3 コウチーニョ2 アルトゥール、ブスケツ、ピケ、ラキティッチ、ウムティティ1

チャンピオンズリーグ/グループB首位通過 6試合4勝2分 勝ち点14 14得点・5失点・得失点+9

得点ランキング メッシ6 デンベレ2 コウチーニョ、ラキティッチ、ラフィーニャ、ジョルディ・アルバ、マウコム、ピケ1

アシストランキング コウチーニョ、ジョルディ・アルバ3、ラキティッチ、スアレス2 メッシ、デンベレ1

国王杯/ベスト8進出(4、5回戦突破) 4試合3勝1敗 9得点・2失点

得点ランキング デンベレ、デニス・スアレス2 ラングレ、ムニル、マウコム、コウチーニョ、メッシ1

アシストランキング ラキティッチ2 デンベレ、リキ・プッチ、メッシ、セメド1

総合評価 85点

・リーガでは折り返し地点で2位アトレティコに勝ち点差5、4位レアル・マドリーに勝ち点差10をつけて首位。CLでは、難しいグループ(トッテナム・インテル・PSV)ながら最終節を残して首位通過を決めた。国王杯でも無難にベスト8に進出。

・リーガでは他チームの取りこぼしも目立ったが、数字だけ見るとほぼパーフェクトな戦いだった。

・メッシは相変わらず異次元のプレーぶり。10番が腕の骨折で離脱中に行われたクラシコでは、スアレスがハットトリックの活躍(5−1で勝利)を見せた。ウムティティが膝のケガで長期離脱する中、新加入のラングレがほぼ完璧にその穴を埋めた。

・イニエスタとパウリーニョが抜けた中盤は、新加入のアルトゥールとアルトゥーロ・ビダルがすぐにフィットした。

・17〜18シーズンとの大きな違いはスカッドの充実。堅い采配のバルベルデも昨シーズンの失敗を受け、後半戦に向けて主力の体力を温存すべくローテーションを採用している。目指すは3冠。(特にCL)

・マイナスポイントは失点の多さと不安定なボール運び。

・ただ、「バルサらしさが無くなった」「守備的(堅い)なサッカーで面白くない」などとも揶揄される指揮官バルベルデについては、うまくやっていると評価したい。主力選手との関係も良好。失点が続くと、メッシも含めた前線の守備意識を改善させた。急所だったブスケツの両脇も、ラキティッチのポジショニングとアルトゥーロ・ビダルの起用で落ち着いた。シーズン中に修正する能力と人望はさすが。

・ペップ時代のサッカーを永遠に続けることなんて不可能。相手も対策するし、選手たちも年をとる。前任のルイス・エンリケ時代に比べると攻→守の切り替えが格段に良くなった。この先長くチームの中心になるであろうアルトゥールを大切に起用しているところも好感が持てる。

スカッド評価

・GKは守護神のテア・シュテーゲンと世界一の控えシレッセンで盤石

・CBはピケとラングレが出ずっぱりになったが、勝負の後半戦に向けてムリージョの加入とベルマーレンの復帰で層が厚くなった。ウムティティは今季中の復帰は難しいか。ゆっくりと治してほしい。

・SBはレギュラーのセルジ・ロベルト、ジョルディ・アルバに加えてセメドも台頭。後半戦でアルバが休養する場合は、右にセメド、左にセルジ・ロベルトを配置し、3人をローテーションで回すことになるだろう。

・中盤ではイニエスタが抜けたが、3枠をブスケツ、ラキティッチ+アルトゥーロ・ビダルかアルトゥールが務め、アレニャーも存在感を増してきた。ラフィーニャも良いプレーをしていただけに、ケガが残念。

・3トップはメッシとスアレス+デンベレかコウチーニョとハイレベル。4−4−2のフォーメーションでは右にデンベレ左にコウチーニョ、スアレスとメッシの2トップとなり4人同時起用もある。

・デニス・スアレスやマウコムは厳しい立場が続くが、貴重な戦力であることに間違い無い。マウコムはCL4節(インテル戦)のゴール、デニス・スアレスは国王杯5回戦1stレグ(レバンテ戦)のPKを誘う突破、どちらも途中出場でチームを救った。過密日程の中で必ず出番はあるだろう。少ないチャンスを生かせるか。

・ムニルは全公式戦で11試合の出場に留まり冬のマーケットでセビージャへ移籍。セルジ・サンペールはケガの影響もあって全く戦力になれていない。カンテラーノ…

・Bチームでは、ミランダがジョルディ・アルバの控えとして期待されたが少し厳しそう。プレシーズンでその座を争ったククレジャは、ローン移籍先のエイバルで定位置を掴んでいる。

・CBコンビのチュミ、クエンカと、MFオリオル・ブスケツも今シーズン中はトップチームでの出番は無いそう。リキ・プッチが絡んできてほしい。

・そうこう書いてるうちに、ケヴィン・プリンス・ボアテングの加入が発表されました。正直、ラス・パルマス時代にすごいシュートを決めている印象くらいしか…期待しましょう。

*詳しい個人の評価はGK.DF編とMF.FW編に分けて別の記事で取り上げます。

勝負の後半戦に向けて

後方からのビルドアップや守備の改善などをとやかく言うより、とにかく主力のコンディション!開幕前にメッシが話したように、最大の目標はCL制覇だ。国王杯やリーガ下位チームとの対戦でうまくローテーションを使ってほしい。今シーズンはそれだけの選手が揃っている。

CL制覇のライバルはPSG、ユベントス、マンC、リバプールあたりか?

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