ネイマール復帰に伴う問題点を考える

先日公開した、ネイマール復帰は・・あり!! を読んで下さった皆さん、ありがとうございました。賛成・反対、どちらの意見も頂きましたが、こうやってこのテーマで議論できること、本当に嬉しく思っています。

今回は、先の記事に対して様々なコメントを頂きましたので、それに答える形でネイマール復帰に伴う問題点を考えていきます。まずは、頂いたコメントを賛成・反対に分けて紹介します。

コメント

賛成派の意見

・ムカつくこともあるけど、カンプノウの奇跡はやっぱり忘れられない。ネイマールがバルセロナを引っぱっていってたし、最後まで諦めない姿勢を誰よりも見せてた。あれは感動した。

・金銭的に厳しいと思いますが、可能性はゼロでないと思います。バルサでのネイマールが見たいです!そして、たぶんスアレスが先にバルサで引退か移籍になると思うので、MSNがもう一度見たいです。なのでネイマールは移籍金を自分で払ってバルサに戻って来て下さい笑笑

・賛成派ですが、ネイマールとアルバのプレー面での関係性をどう考えますか? アルバ自身も公言するほどプレースタイルの相性は微妙だったようですからね。個人的に、今のアルバの活躍はネイマールが去った事が大きな要因になっている気もします。

・PSGでトップ下できてるからワンチャンあるんじゃないか。

反対派の意見

・ネイマールの実力に疑いはないけど、帰ってきてほしいとは思わない。記事にもあるけど、最低主力2人プラスα売却しなきゃ取れない額だし、それならもっと他に補強すべきポジションがあると思う。足首に爆弾を抱えてるネイマールがメッシより先に衰える可能性もあるし、ネイマールの復帰には反対。

・「建前は反対派」ですが、このような記事を見る度、心がグッときます…デンベレ然り、心を鷲掴みにするような圧倒的な実力でプレーする選手の前では、多少の問題なんて無視したいとさえ思えますよね(笑)。ネイマールは4年も在籍していたので尚更です。プレーや勝負強さに関しては別格ですしね。

・反対派ですが、ガチャさんの仰ることもよく分かります。選手としての実力は疑う余地がありません。近々、「ネイマール復帰は・・なし!!」で記事を書きたいなと思っています。

*コメントは一部抜粋してまとめさせて頂きました。コメントして頂いた皆さん、本当にありがとうございました!

皆さんの苦しい胸の内が分かりますね(笑)

さて、ここからはこれらのコメント元に、復帰に伴う問題点を考えていきます。ただその前に、以前の記事を読んでない方のためにも、まずは2点、改めて私自身の考えを述べさせて頂きます。

ネイマール復帰に賛成である

ネイマール復帰は現実的に考えて90%ありえない

全てのコメントを読んだ上で、私の考えは変わっていません。そして、まず復帰の可能性は低いと思っています。

これらを踏まえ、これから記事を読んでください。前置きが長くなりました。すいません。それでは、いきましょう。

バルサ時代のネイマール

今回は、大きく2つのテーマに分けました。

①金銭面 ②ジョルディ・アルバとの関係

金銭面

まず、金銭面です。先日も少し触れましたが、PSGがネイマール(26)獲得に費やした金額は約290億円(当時)。それを取り返すとなると、必ずこれ以上の金額がかかるでしょう。

*そのお金をどうやって生み出すんだ! という部分は、また後日「スカッド整理」のようなタイトルで取り上げる予定です。また、前回の記事ではマウコムとコウチーニョ+@の放出について触れています。今回は長くなりすぎるので、ご容赦下さい。

さて、ネイマールの実力に疑いはないけど、そんな大金を払うくらいなら他にもっと補強すべきポジションがあるんじゃないか。そんな意見もありました。

これの対しての私の見解は、

何よりまず優先すべきはメッシの後継者問題である ということです。

いきなりですが、ここから少し話が脱線します。お付き合いください。

私の考えでは、メッシ(31)は歴史上で最も優れたサッカー選手です。ペレマラドーナ、ロナウドなんて知りません。メッシの引退(退団)で、バルサは間違いなく弱くなります。

ただ近年、クラシコなどのビッグゲームでメッシが負傷欠場した試合が数試合あって、そのほとんどでバルサは良い結果を残しています。

もしかしたら、メッシがいない方がみんなが守備をして良いサッカーができるんじゃないか…

大きな声では言えないけど、こんなことを考えたことがある人、いるでしょう。私は全くそうは思いません。

現在のバルサ(ここ10年くらい)は、各大会で優勝候補の筆頭に挙げられるチームです。これはメッシがいるからです。メッシが抜けるとなれば、リーガでは優勝争いグループの一つCLまぁグループステージは突破する、くらいのチームになると思います。

守備の件、確かにメッシはチームに負担を掛けています。それは認めます。ですが、メッシ不在時のチームが強豪相手に好成績を残しているのは、言わば特効薬のようなものです。チームとしてのモチベーションが異常に高くなっているのです。メッシが完全にいなくなれば、その効果は間違いなく薄れます。

下位チーム相手の取りこぼしも増えます。最近の試合を見ていると明らかです。

脱線はここで終わりです。金銭面の問題を考えていきます。

メッシとネイマール

現状のバルサでメッシを除き、後釜がおらずお金が必要になるのは①スアレス(32)②ブスケツ(30)③ピケ(31)のポジションでしょう。アルバ(29)は後で触れますね。

①まず、この中で最も代わりが効かないはセンターフォワードです。

スアレスはメッシとの関係性も含めて、近年ではバルサにとって史上最高のFW。カンテラから純粋なセンターフォワードが出てくるのはあまり期待できません。今後もこのポジションは、補強に頼ることになるでしょう。

ただ、この代わりを務められる選手は現状、世界中でもハリー・ケイン(25)くらいしか思いつきません。フィルミーノ(27)では不安です。ケインを獲得するとなれば、ネイマールと同等の費用が必要になるでしょう。

少し話が飛びますが、バルサ黄金時代を築いたのはメッシのゼロトップです。イニエスタ、シャビ、ビジャ、ペドロ、エトーなどもいましたが、試合を決定づける存在はいつもメッシです。反対に、メッシがいなければその時代のバルサは良いチームで終わっていたでしょう。

ストライカー獲得にそれくらいの金額を支払うなら、メッシと同様ゲームメイクからフィニッシュまで全てを担えるネイマールを獲得するべきです。ケインならほぼ間違いなく一定以上の結果を残すでしょうが、ネイマールはバルサで4シーズンを過ごしているため、間違いなくすぐに適応できます。

スアレスのバルサ人生は、長く見積もって残り2、3年でしょう。外れの可能性があるFWを高額で獲得するくらいなら、間違いなく活躍できるネイマールを復帰させ、0トップシステムやネイマールのトップ下など様々なフォーメーションを試すべきです。

②と③はまとめます。

ブスケツピケがバルサにとって絶対的な存在であること、カンテラ出身者であること、これまでの貢献度は百も承知です。

ただ、ラキティッチ(30)はピポーテである程度の役割を担えています。ウムティティ(25)ラングレ(23)はすぐにバルサのサッカーに適応しました。これらのポジションは、ある程度の可能性で代わりが見つかります。カンテラからも数年に1、2人はいい選手が出てくるでしょう。

特に中盤はデ・ヨング(21)も獲得し、飽和状態にあります。これ以上、大金を使っての補強は必要ありません。そんなお金があるならと、ミドルクラスを2、3人補強するのもあまり好みません。それならカンテラから選手を引き上げてほしいですからね。

以上です。私はこれらの理由から、ネイマール獲得のお金を作れるのであれば絶対にネイマールを復帰させるべきだと考えます。

あと、これも完全に個人的な意見ですが、「復帰するなら移籍金や給料の一部を負担しろ!」という意見には反対です。もちろん、その気持ちは分かります。ただ、選手はその実力を評価され移籍金(市場価値)が設定され、プレーの対価としてお金を貰っています。もしバルサがネイマールを獲得することになれば、それはその金額分の評価をしているということです。ネイマールが負担する必要は全くありません。気持ちは分かりますよ!

ジョルディ・アルバとの関係

アルバに関しての考えは、いたってシンプルです。

ネイマールが加入した場合の攻撃力>現在の攻撃力

これです。

アルバは現在、世界最高の左サイドバックだと思います。ネイマールの移籍、コウチーニョの加入によって輝きは増す一方。今のバルサで最も可能性を感じるのは、アルバを使った左サイドからの攻撃です。今シーズンもすでに10アシスト(リーガ7・CL3)を記録しており、1試合に3度は決定的なチャンスを演出しています。

それでも、ネイマールが加入した方がチャンスシーン、得点は増えます。数字も物語っています。

17〜18シーズン(ネイマール離脱1年目)リーガ優勝 総得点99 得失点差70

16〜17シーズン(ネイマールバルサ最後の1年)リーガ2位 総得点116 得失点差79

15〜16シーズン(ネイマールバルサ3年目)リーガ優勝 総得点112 得失点差83

14〜15シーズン(ネイマールバルサ2年目)リーガ優勝 総得点110 得失点差89

ネイマールのバルサでの3シーズンと、昨シーズンのリーガ総得点、得失点差です。加入1年目は適応期として考えているので参考程度ですが、リーガ2位総得点100、得失点差67です。(ちなみに今シーズンは、リーガちょうど半分の時点で53得点、得失点差33です)

今シーズンもまずまず順調に得点を重ねていますが、これは明らかに攻撃力ではネイマールがいた方が強い、と言えるのではないでしょうか。(もちろん、得点数がそのままネイマールの存在によるものだとは言いませんよ。)

ネイマールが加入した場合、守備の問題も指摘されますが、むしろ得失点差でもプラスの数字を出しています。

アルバはネイマールの移籍後、相性の悪さをメディアで公言するほど2人のプレー面での関係性は良くありませんでした。大事な試合でベンチに追いやられたこともありました。

しかし、現在はお互い心身ともに成長しています。左サイドでコンビを組んでもそれなりの関係は見せてくれるでしょう。何より、メッシが「アルバをもっと使え」と言うでしょう。ネイマールが中央でプレーするという選択肢もアリです。PSGではトップ下での出場が多いですからね。

どうしても共存が不可能というのなら、私はネイマールを優先します。先ほどの数字もそうですし、ネイマールの方が若い。純粋にトップレベルでプレーできる年数が長い方を選びます。アビダルのようなタイプの選手を起用してもいいと思います。

結果として、私の中ではジョルディ・アルバよりネイマールを優先に物事を進めるべきだと考えます。

ネイマールとジョルディ・アルバ

最後に

前回から私が一貫して主張しているのは、

メッシの代わりを探すのが最優先事項で、それは現状、世界にネイマールしかいない

という部分です。プジョル、バルデス、シャビ、アウベス、マスチェラーノ、イニエスタらが退団しても、ある程度のレベルで後継者が見つかっています。もちろん、ピークに強い時期より強さ、魅力は下がっていますが。

ただ、そのピークの時代を創ったのは間違いなくメッシの存在です。メッシも年をとります。メッシと同レベルまでは要求しません。だとするなら、ネイマール復帰は私たちの期待に応えられる、現状で考えられる唯一の手段だと思っています。

以上です。

また長くなってしまいました(笑) 最後まで読んで下さった皆さん、本当にありがとうございます。あくまでもこれは私個人の見解であり、バルサファン一人一人に意見・考えがあって当然です。

もし宜しければ、ブログのコメント欄やTwitterのリプライで感想や疑問、意見等々を教えてください! 皆さんは、どう考えますか?

*選手の年齢は、全て2019年1月29日時点のものです

*この記事で使用している写真は、全てネイマールとジョルディ・アルバの公式twitterアカウントのものです

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