スアレスの後継者は? メッシの偽9番には反対

スアレス記事の続編です。下に載せている記事でスアレスの凄みについてまとめています。まだ読んでいない方は是非、こちらからお読み頂ければと思います!

今回はスアレスの後継者問題について。直近のクラシコ(国王杯準決勝2ndレグ2/27)でも2ゴールの活躍を見せたように、まだバルサにとって重要な存在であることには変わりありません。ただ、32歳です。全盛期に比べると明らかに体のキレは落ちています。トップレベルでプレーできるのはあと1、2年でしょう。

彼の後継者(代役)については、先の記事で3つの可能性を提示しています。

①世界クラスの即戦力を獲得する

②若手の有望株を獲得する

③メッシの偽9番

*カンテラから純粋な9番が出てくるとは考えにくい

私は、上に書いた順番(①→②→③)が優先順位だと考えています。メッシの偽9番は基本的には反対です。

それでは1つずつ丁寧に説明していきます。

①世界クラスの即戦力を獲得

まず優先すべきは「世界クラス=スアレスレベル」のストライカーを獲得することです。私が推すのはハリー・ケイン(25)フィルミーノ(27)。この2人ならほぼ間違いなくバルサのサッカーに適応し、活躍できると思います。年齢的にもまだまだできる。

もう1人加えるとしたらグリーズマン(27)です。ただ、彼に関しては昨夏、バルサ移籍はほぼ間違いないという段階までこぎ着けながら、結局は獲得を逃しました。もうグリーズマンを狙うことはないでしょう。個人的にも、彼にはアトレティコで頑張ってほしい。

アグエロ(30)、レヴァンドフスキ(30)、カバーニ(32)も活躍はできるでしょうが、年齢的に無しです。

あと名前を挙げるとすれば、ムバッペ(20)、ジェズス(21)です。ただ、ムバッペはウイングタイプの選手。

ジェズスもいい選手だと思いますが、高さ、強さという面で物足りません。
スアレスの凄みをまとめた前記事で、私は「スアレスはバルサの攻撃に5メートルの深みを作れる選手」と表現しました。現在のバルサにはそういったタイプのセンターフォワードが必要だと考えています。

ジェズスも相手DFラインとの駆け引きは抜群にうまい選手ですが、屈強なCBとバトルできるタイプではない。そういった理由から、ジェズス獲得にはあまり賛成ではありません。

相手DFラインとの駆け引きもうまく、高さ、強さがあり何より足元の技術も高い。そしてまだ若い。この条件がしっかり当てはまるのはケインorフィルミーノの2択だと思っています。

ただ、彼らを獲得するには大きな問題があります。

そうです。移籍金の問題です。

ネイマール(27)の移籍金で約300億円を得たバルサですが、デンベレ(21)+コウチーニョ(26)の獲得で約400億円を支出しました。フレンキー・デ・ヨング(21)の獲得にも約100億円を使っています。

ケインなら約200〜300億、フィルミーノでも150〜200億くらいのお金が必要になるでしょう。今のバルサにそんなお金があるとは思えません。

案はあります。コウチーニョ+マウコム(22)を今すぐ売ることです。誤解を招かないように言っておきますが、2人とも大好きな選手です(特にコウチーニョ)。ただ2人は現在、完全にベンチ要員になってしまっています。マウコムなんてほとんど出場機会を得ていません。未来ある若い選手たちですが、現実的に考えるとセンターフォワードを獲得するためにお金を作ることの方が優先だと思います。

この意見は、約1ヶ月前に書いたネイマール復帰についての記事↓↓でも取り上げています。

もちろん、ネイマールが復帰する可能性なんて限りなく低いと分かっていますよ。だとすれば、優先される補強ポイントはスアレスの後継者です。ちなみに、コウチーニョに関しては最近の絶不調を見ているから言っているのではありません。彼が絶好調のプレーをしていても売却に賛成、センターフォワード獲得を推しています。

②若手の有望株を獲得

と、ここまで書きましたが、現実的に即戦力FW(世界レベル)を獲得するのは経済的にも他のチームの事情的にも厳しいでしょう。コウチーニョを売るとも思えません。

となれば、若手の有望株獲得が必要です。

パッと思いつくのはフランクフルト(ベンフィカからレンタル中)のレフティールカ・ヨビッチ(21)です。プレースタイルはあまりよく知りませんが、ブンデスリーガ15得点で現在得点王(19年3月1日時点)。ビッグチームがこぞって獲得を狙っています。バルサとは個人合意の報道も出ました。高さもあって決定力がある21歳。いいんじゃないですか。

他は、正直あまり知りません。誰かいますか? 年齢が23歳以下のセンターフォワード。欧州4大リーグやCLを見ている(ほぼハイライト)限りでは、現時点でピンとくる選手はいません。いたらぜひ教えて下さい!

ただ、この若手の有望株獲得にも問題があります。

1、2年はベンチ要員を受け入れられるか

という部分です。もちろん、実力でスタメンを勝ち取ればいい話ですが、基本的にはまずスアレスの控えという立場になるでしょう。それを受け入れられる選手でなければいけません。

個人的には、次の夏にヨビッチを獲得して19−20シーズンはスアレスのベンチ要員。その次のシーズンからヨビッチがスタメンになれればベストだと思います。

③メッシの偽9番

若手選手がバルサスタイルにしっかり適応できる保証はありません。となると、現状の選手たちで間違いなく戦える戦術がメッシ(31)の偽9番です。

ただ、私はメッシの偽9番には反対です。下の図(図1)をご覧ください。

図1

ペップ時代に数々のタイトルを獲得し、世界を席巻した0トップシステム。メッシ中央で左右のウイングがペドロ、ビジャであったり、セスクの偽9番でメッシがウイングの位置にいることもありました。

そして何より、シャビ、イニエスタがいました。

サッカーのスタイル(流行)はこの5、6年で大きく変わりました。バルサのスタイルは研究され、うまくいかなくなった。その中心にいたシャビ、イニエスタもいません。

上の図(図1)は攻守ともに極端に中央に寄せていますが、メッシの偽9番となると、中央の狭いスペースでプレーできる選手が必要です。アルトゥール、デ・ヨングは素晴らしい選手たちですが、シャビ、イニエスタの全盛期と比べるとさすがに落ちる(現段階では、ですが)。
現実的に、メッシの偽9番では得点数(チャンスの数)が極端に減り、バランスも悪くなるので失点も増えると思います。

さらに、メッシの偽9番はウイングの質もかなり高い必要があります。戦術理解度と献身性の高いペドロ、ビジャだから実現できたスタイルです。単純な能力ならデンベレ、コウチーニョの方が高いと思いますが、「メッシの偽9番スタイル」に限ればビジャ、ペドロのようにしっかりスペースを使える選手の方が向いています。

そしてメッシは既に31歳。彼が健在のうちはどうしてもメッシ中心のフォーメーションになるでしょうが、先はもう長くない。

これらを総合的に考えて、メッシの偽9番には反対です。ただ、アルトゥール、デ・ヨングの活躍(成長)次第では、アリになるかもしれません。

★最後に

今回の記事はいかがだったでしょう。考察記事の度に毎回言っていますが、これは完全に私の主観です。ファン1人1人に意見があると思います。

上にも書きましたが、私としてはとりあえず来季はスアレスでいってほしいと思っています。まだやれるはずです。これから1年半かけて、お金の問題を解決し、いい選手(センターフォワードタイプ)を獲得してほしいと考えています。

皆さんは、どう考えますか?

*年齢やゴール数などの数字は全て19年3月1日時点です

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