【マッチレビュー】19〜20シーズン/リーガ第28節/マジョルカVSバルセロナ/0-4○

★両チームのスタメン(バルサのベンチメンバー)

両チームのスタメン

★得点(アシスト)と警告・退場

・得点
 前半2分 【バルサ】A・ビダル(J・アルバ)
 前半37分 【バルサ】ブライスワイト(メッシ)

 後半34分 【バルサ】 J・アルバ(メッシ)
 後半48分 【バルサ】メッシ(スアレス)

・警告(イエローカード)
 【バルサ】 A・ビダル、J・アルバ(2枚)
 【マジョルカ】 D・ロドリゲス(1枚)

・退場者(レッドカード)
 【バルサ】 なし
 【マジョルカ】 なし

★試合の流れ *得点に関わるシーンは赤字

98日ぶりのバルサ。リーガ28節です。前半戦は5-2と完勝したマジョルカのホームに乗り込みます。

注目のスタメン。ピケの相方にはB所属のアラウホが入り、中盤はブスケツ、ビダル、フレンキーのトリオ。3トップの中央にはグリーズマンが起用されました。ケガ明けスアレスはベンチスタート。定番の4-3-3で挑みます。

ホームのマジョルカは、前回対戦と同じ4-4-2のフォーメーション。久保は右のアウトサイドに入ります。

○前半

マジョルカはキックオフから自陣に引いてしっかり守る意志を見せました。5バックも予想されましたが、形は4-4-2。2トップが縦関係になり片方がブスケツをマークし、DF4-MF4の8人は中央を閉めて守ります。

マジョルカの守備

開始わずか1分8秒で試合が動きます。

左サイド、ブライスワイトが裏抜けで攻撃に深みを作ると、一度は相手にボールを奪われるもフレンキーがすぐ回収。アルバのアーリークロスに走り込んだビダルが頭で合わせてネットを揺らします。

いきなりの先制パンチ。良いスタートです。

起点になったのはブライスワイト。良い抜け出しで攻撃に深みを作り(相手のラインを下げ)、チャンスを作り出しました。フレンキーのボール奪取、アルバのクロス、ビダルのフィニッシュ、お見事でした。

この後もバルサがボールを支配する展開で試合が進みます。特に、右サイドのセルジ・ロベルトが空いたスペースを使い、攻撃の起点になりました。

開始10分ほどはアウトサイド気味にポジションを取っていたメッシも中央気味に位置取りを変え、スムーズなビルドアップが実現しました。

追加点は37分でした。左サイド、アルバとメッシのコンビネーションでペナルティーエリアに侵入。折り返しが相手に当たり混戦になったところ、フレンキー、メッシが頭でつなぎ、最後はブライスワイトが右足ダイレクトでゴールゲット。

うまくバウンドを合わせた良いシュートでしたね。おめでたいバルサ初ゴール。あまり嬉しそうな表情をしていなかったのは何故でしょうか?笑

マジョルカも久保を中心に攻め込む場面を作りますが、基本的には個人の力頼り。前半のシュート数は7本で5本のバルサを上回りましたが、大きなチャンスは無し。久保の枠内シュートもテアが楽々と弾き出しました。

前半のボール支配率はバルサが72%。結果、内容ともにグッドな45分でした。

○ハーフタイム

バルサはビダル→ラキティッチ。
マジョルカはクチョ→ラゴ・ジュニオル、サストレ→ガメス

と両チーム選手を交代。交代枠が5に増えたことで、こういったパターンも多くなるでしょうね。

○後半

2点を追うホームのマジョルカは前半と違い、高い位置から圧力をかけてきました。

マジョルカの守備②

後半から2トップの一角に入ったダニ・ロドリゲスがブスケツをマークし、アラウホに対しては右の久保が出てマンマークの形です。

バルサのビルドアップが成功すると、マジョルカはもう一度4-4-2のラインを作って守りますが、久保は攻撃の場面でも前半に比べて中央気味にポジションを取り、比較的自由に動き回ってプレーします。

前半は圧倒的に試合をコントロールしていたバルサですが、2点のリードと疲労、そして相手のプレッシングで少しペースダウン。12分にはグリーズマンに代わってスアレスが投入されたこともあり、守備の強度は弱まりました。マジョルカが攻め込む時間も長くなります。

ただ、ピケ、アラウホの両CBとGKテアを中心に集中を切らさず冷静に対処します。

待望の3点目は34分。メッシのスルーパスにラインぎりぎりで抜け出したアルバが冷静に決めて勝負あり。

ロスタイムの48分にはメッシが右足で決めて4-0としました。

コロナウイルスによるリーグ中断明け、難しいゲームでしっかりと完勝。バルサが力の差を見せつけました。

★個人採点と寸評(採点は10点満点で平均は6点)

GKテア・シュテーゲン 7点

全ての出来事に落ち着いて対応。久しぶりの実践、キーパーは特に難しいところがあったでしょうが、この人には関係ありませんでした。

CBピケ 7点

若いアラウホとのコンビで問題なくクリーンシート。集中力も切らせませんでした。

CBアラウホ 7点

とにかく安全第一にプレーした印象です。ビルドアップのスムーズさには少し欠けると感じましたが、特に問題なし。やはりサイズのあるCBは良いですね。もうワンランク強いチーム相手にどれだけできるか見てみたいです。

RSBセルジ・ロベルト 7点(後半26分OUT)

前半はスペースをうまく使って攻撃の起点になりました。後半は少し消えちゃったかな。でも安定したプレーぶりでした。

LSBジョルディ・アルバ 8点

1G1A。ノビノビとプレーしていました。ゴールシーン、2タッチ目ミスって良いところに落ちたのでは?笑

MFブスケツ 7.5点(後半26分OUT)

良いブスケツでした。ボールを散らし、セカンドを拾う。CB間に入ったり、あえて高い位置をとったり、ビルドアップを円滑に進めました。

MFアルトゥーロ・ビダル 7点(後半1分OUT)

見事な先制点。攻守両面で貢献しました。

MFフレンキー 7点(後半39分OUT)

左サイドをうまく機能させました。なんとなくですが、グリーズマンよりブライスワイトとの方が相性良さそう。

FWメッシ 9点 ★MOM

さすがの一言。キレッキレ。本当に3ヶ月実践から遠ざかってたの?って感じです。この中断は、メッシにとって良かったのでは?

勤続疲労が解消されたのかもしれません。髭なしもかっこいい。

FWブライスワイト 8点

素晴らしかったです。1点目の起点になったのは上で書きましたが、実は2点目も縦パスを引き出して起点になってます。ゴールもお見事でした。

解説の川勝さんも言ってましたが、いい意味で鈍感なのか、あまり気負わずできることをシンプルにやっていて好感が持てます。守備面も頑張ってました。後半のチャンスを決めていれば文句なしでしたね。

FWグリーズマン 5点(後半12分OUT)

難しいです。悪くないとは思うんですよ。攻撃面で縦パスを引き出したり、深みを作ったり。守備の貢献度も高い。

僕は開幕前から、グリーズマンを使うなら中央だと思っていました。この試合はそういう意味で期待していました。だけど、うまくいってない。

本来の実力を考えるとブライスワイトよりも序列が下になるなんて考えられないですが、今の状態ではブライスワイトの方が使いやすい。と思ってしまいます。

グリーズマンの考察書きたいなぁ。

○交代出場

MFラキティッチ 6点(後半1分IN)

良くも悪くも普通でした。良いランニングあり、簡単なパスミスあり。

FWスアレス 6点(後半12分IN)

良かったですね。動きもキレていました。ゴールは無かったですが、まだまだできると証明するプレーぶりでした。

MFアルトゥール 6点(後半26分IN)

落ち着いてボールを扱い、問題なくプレーしました。

SBセメド 6点(後半26分IN)

ルールを守りましょう。

SBジュニオル 採点不可(後半39分IN)

ボチボチ。

★トピックス

【バルサ】圧巻のコンディショニング

まず、良かったです。選手たちの動きには感動すら覚えました。セビージャベティスを見た感じでは、バルサの選手も4,50%くらいの出来かなぁと予想していましたが、ほぼ全員しっかりと動けていました。

メッシに至ってはキレっキレ。もちろん走行距離などを比較すると、中断前より全体的には落ちていると思いますが、それにしても素晴らしいと思います。

やはりトップオブトップの選手たちは、意識の面でも違うんだなぁ。今朝のベイルとか見ていると、そう感じます。笑

【バルサ】ブライスワイトの活かし方

バルサ初ゴールを記録しました。レガネス時代からいい選手だとは思っていましたが、想像以上にフィットしています。昨季の19番とは大違いです。笑

スピードがあり、強さもあります。ふところも深くてボールを簡単に失わない。バルサのボール回しにスムーズに参加する能力はありませんが、そもそもするつもりがありません。しっかりと割り切ってプレーできています。

何が良いって、メッシが結構ブライスワイトを使うんですよね。これはイコール、チーム全体からある程度の信頼を得ているということになります。

この試合では守備面での頑張りも見えました。

これがファティの出場機会を奪うのはどうなんだ。とか、ムニルとかを放出して獲るレベルか。とか、パコの方が上じゃないか。とか。

思うところはありますが、それはブライスワイトの責任ではありません。とにかくしっかり頑張って、戦力として働いてくれています。応援したいと思います。

【マジョルカ】久保

さて、最後に久保について少しだけ。

うまいですね〜、やっぱり。贔屓目なしで、マジョルカの中では圧倒的でした。あれで19ですよ?本当にすごいです。

ただバルサの守備陣も黙ってませんでした。カットインからの左足シュートは一見素晴らしいプレーに見えますが、あれは完全に誘導されています。テアにとっては全く問題ないシュートでした。ドリブルでうまく抜け出しても、最後はクロスが引っかかることも多かった印象です。

「味方のサポートが少ない中、バルサ相手でもしっかり戦えていた1人」というくらいの評価が妥当でしょう。来季マドリーに戻るかは分かりませんが、個人的にはセビージャやバレンシア、ソシエダあたりのレベルでプレーしてみて欲しいと思います。

引き続き頑張ってもらいましょう。

★最後に

やっぱりバルサの試合が見られるのは幸せですね。しっかり寝過ごしてリアルタイムは出来ませんでしたが。笑

リーガの残りは10試合。マドリーとの一騎打ちです。

正直、選手層ではマドリーが上です。悔しいですが、これは勝てない。セティエンのマネジメントやベンチメンバーの奮闘がカギになります。

あとは、スアレスの起用法でしょうね。どうなるか。バルベルデ時代のように、メッシスアレスが前残りになりそうな気がするなぁ。

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