【マッチレビュー】19〜20シーズン/リーガ第35節/バルセロナVSエスパニョール/1-0○

★両チームのスタメン(バルサのベンチメンバー)

両チームのスタメン
(セルジロベルトの背番号22→20)
(デ・トマスのスペルL→R)

★得点(アシスト)と警告・退場

・得点
 後半11分【バルサ】スアレス

・警告(イエローカード)
 【バルサ】 なし
 【エスパニョール】 R・D・トマス,V・サンチェス(ベンチ),D・ロペス(3枚)

・退場者(レッドカード)
 【バルサ】 ファティ(1枚)
 【エスパニョール】 ロサーノ(1枚)

★試合の流れ *得点に関わるシーンは赤字

優勝争いと残留争い。お互い目標は違えど、勝つしかないダービーマッチです。

ホームのバルサはビジャレアル戦でうまくハマった4-3-1-2でスタート。メッシがトップ下、スアレスとグリーズマンが2トップを組みます。前節との変更はビダル→ラキティッチのみ。ガチガチの主力メンバーで挑みます。

最下位エスパニョールは5-3-1-1のシステム。残留争いに踏みとどまるには勝利が絶対条件と言えど、まずは守備ですね。

○前半

キックオフ。予想通り、バルサがボールを持ってエスパニョールは構えて守る展開です。デ・トマスが前線に残り、トップ下のエンバルバがブスケツをマンマークする形で守ります。

あまりボールに食いつかず、左右に揺さぶられてもブロックを崩さないエスパニョール守備陣。ボール支配率こそ高いバルサですが、ゴールまでは近づくことすらできません。

最初のチャンスはアウェーのエスパニョール。10分です。

カウンターから右サイド(アルバ)裏のスペースに抜け出したエンバルバがそのまま持って運びシュート。これはテアが落ち着いて防ぎます。

バルサのファーストチャンスは25分でした。空中線から偶然グリーズマンの足元にボールがこぼれたところからの速攻。斜めに走り込んだスアレスにスルーパスが通り、シュートまでつながりますがこれは戻ったディフェンスにブロックされます。

44分にはまたもエスパニョールのカウンター。スアレスの簡単なパスミスから左サイドを突破され、最後はディダクにポスト直撃のシュートを放たれてしまいます。

前半はこのままいいところなく終了。集中していたエスパニョールが主導権を握った45分でした。バルサファンにとっては、前節とは打って変わった塩試合の予感です。

○ハーフタイム

ハーフタイムにセティエンが動きます。セメドに代えてファティを投入。セルジ・ロベルトを右サイドバックにまわし、メッシとファティが両翼、スアレスグリーズマンが2トップに入る4-2-4の形です。

バランスを崩して攻撃に全振りしました。さて、これがどう出るか。

エスパニョールは前半と同じ11人で挑みます。

○後半

後半キックオフ。

3分。いきなり試合が大きく動きます。ファティがルーズボールに足裏から飛び込み、カレーロを削って一発退場。ボールには先に触っていましたが、足の出し方を見ると退場に値するものでした。

ファティは出場してほぼボールに触ることなくレッドカードを受けてしまいました。これでバルサは後半丸々1人少ない状態で戦うことになります。

と思ったら、再開から2プレー後、今度はロサーノがピケとの競り合いで足裏を見せてレッドカードを提示されます。せっかく1人多くなったエスパニョールですが、一瞬で水の泡。ファティとロサーノはほぼ同じようなプレーで一発レッドを受けました。ロサーノはあまりにも軽率だったと思います。

両チーム、フィールドプレーヤーが10人になったことでフォーメーションが変更されました。

10人対10人になってからのシステム

バルサは2-4-1-2。エスパニョールは5-3-1で戦います。ピッチ上の人数が減ったことでスペースが広がり、バルサにとっては戦いやすくなりました。

11分。バルサが先制します。

左サイド高い位置でボールを持ったアルバ。斜めに流れてペナルティーエリア内に侵入したグリーズマンにボールが通ると、グリーズマンのダイレクトヒールに走り込んだメッシがシュート。これはブロックされますが、こぼれ球をスアレスが右足で流し込んでゴールゲットです。

グリーズマンがうまく相手の背後をとったことで生まれた得点でした。決めきるスアレスもさすが。

これで楽になったバルサ。

無理に攻めず、広がったスペースをうまく使いながらボールを回し、相手をいなして時計を進めます。

このままでは降格が決まってしまうエスパニョールはDFの人数を削り、4-3-1-1のフォーメーションにチェンジ。

完全に攻撃のスイッチを切ってしまったバルサは何度かヒヤッとするシーンを作られますが、このまま無失点で試合終了。

ファティの退場で先に1人少なくなったバルサですが、相手の軽率な退場に助けられて勝ち点3を獲得。優勝になんとか望みをつなぎました。

対するエスパニョール。前半から気持ちを見せて集中して守りますが、攻撃は質・迫力不足でロサーノの勿体なさすぎる一発レッドも重なって敗戦。

3試合を残して、27年ぶりとなる2部降格が決定してしまいました。選手層が薄いまま、ELも合わせて過密日程だった前半戦から悪い流れを止められず。シーズンで3度の監督交代を行うなどフロントもバタバタでした。やはりサッカーを知らない金持ちがチームを買うとこうなるんですね。

しっかりチームを立て直して、1年でしっかり戻ってきてもらいたいです。

★個人採点と寸評(採点は10点満点で平均は6点)

GKテア・シュテーゲン 7点 ★MOM

何度かあったカウンターからのピンチにも全て落ち着いて対応しました。ビルドアップの安定感もさすが。

他選手たちの出来がイマイチだったのもありますが、ここまでの継続した好プレーも評価してこの試合のMOMに選出しました。

CBピケ 6.5点

守備陣は集中していました。カウンターでサイドバックの裏を狙われるのは構造的に仕方がない。それを踏まえると平均以上の出来と言えます。

CBラングレ 6.5点

ラングレもいつも通りグッドでした。

RSBセメド 5点(後半1分OUT)

右アウトサイドをうまく使えず攻撃は停滞。やはりボールを受ける時のポジショニングが気になりますね。もう少しピッチ幅を使えないのか、そういった指示を忠実に守っているのか。

どちらにしても45分間で交代させられました。

LSBジョルディ・アルバ 6点

先制点につながるグリーズマンへのパスは良かったです。あと、よく走っていました。

MFブスケツ 6点

いつも通り落ち着いたブスケツでした。

MFラキティッチ 5.5点(後半46分OUT)

ランニングの運動量と質はさすが。ただ、攻撃面で良さが出せたとは言い難いです。

MFセルジ・ロベルト 6点

前節のように、とはいきませんでした。やはり相手が食いついかずしっかり構えてくると左のハーフスペースも簡単には使えません。

後半からは右サイドバックにポジションを変えてプレーしました。

FWメッシ 5.5点

焦れて焦れて、低い位置からボールを持ってスタートすることが多かったので、相手の脅威になるシーンが少なかったです。

ずっと出ずっぱりで疲れも溜まっているのでは?と感じるプレー内容でした。

FWグリーズマン 6点(後半26分OUT)

得点シーンのきっかけになるランニング→ヒールパスはナイスプレー。ボールを引き出したり、攻守のバランスをとる運動量だったり、3トップの中では最も貢献度の高い選手でした。

一時期はベンチを温めましたが、ようやく生きる形を見つけ出したか。CLに向けては好材料です。

FWスアレス 6点(後半37分OUT)

チームを救うナイスゴール。

それ以外はさっぱりで、簡単なボールロストからピンチを招くシーンもありました。扱いが難しい…。得点無しなら評価は4です。

○交代出場

FWアンス・ファティ 採点不可(後半1分IN)

出場わずか3分で退場。当該のプレーは退場に値する危険なものでした。判定に不満はありません。

ただ、悪意を持ってやったものではなく、必死にボールを追いかけた結果生まれたプレー。幸い、相手選手がケガをした訳でもなく、チームも勝利しました。

切り替えてもらいましょう。彼はまだ17歳。何事も経験です。

MFアルトゥーロ・ビダル 5.5点(後半26分IN)

トップ下のポジションに入って攻守のバランスを整えました。効果的なプレーができた場面は少なかったです。

FWブライスワイト 5.5点(後半37分IN)

最近はプレー時間が短くなってますね。この日もこれといった見せ場はありませんでした。

DFアラウホ 採点不可(後半46分IN)

時間稼ぎと守備固めで投入されました。

★トピックス

★最後に

更新遅くなりました。すみません。

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