【マッチレビュー】18〜19シーズン/リーガ第36節/セルタVSバルセロナ/2–0

★スタメン GKシレッセン  DFは右からワゲ、トディボ、ウムティティ、ベルマーレン 中盤はピポーテにアルトゥール、右インテリオールにリキ・プッチ、左にアレニャー  3トップは右からデンベレ、ボアテング、マウコム

両チームのスタメン

○ベンチ イニャキ・ペーニャ ラングレ ムリージョ セメド アルトゥーロ・ビダル コウチーニョ アレックス・コリャド

★試合の流れ

CLリヴァプール戦1stレグから先発11人全員を入れ替えて挑んだバルサ。ベルマーレンが左サイドバックに入り、中盤はアルトゥール、プッチ、アレニャーのトリオです。今季リーガ初出場のシレッセンがキャプテンマークを巻きます。

残留のために勝ちたいホームのセルタは4-4-2のフォーメーション。前線はアスパスとマキシ・ゴメスの強力2トップです。

試合前にはセルタの選手たちがバルサの優勝を祝うパシージョ(花道)を用意してくれました。スタンドのセルタファンも立ち上がって拍手。素晴らしい光景です。やはり、お互いをリスペクトする気持ちは大切ですね。良い雰囲気で試合がスタートしました。

○前半

が、バルサはいきなりのアクシデントに見舞われます。試合開始数秒。デンベレがこの試合1本目のスプリントで右足ハムストリングを負傷。少しだけプレーを続行しますが、6分にコリャドと交代します。

詳しい離脱期間はまだ分かりませんが、今季終了の可能性もあります。先ほど発表されたリヴァプール戦2ndレグの招集リストからは外れました。はぁ、本当に残念です。

とりあえず話を試合に戻しましょう。

と言っても、ボールは持てるもののチャンスは作れないヤングバルサ。セルタはしっかりとブロックを敷いて、まずは失点を防ぐ戦いでした。前線のボアテングでタメができないので、ペナルティーエリア内に侵入することすらできません。

アルトゥール、プッチ、アレニャーは落ち着いたボール扱いを見せますが、相手のブロック間でゴールに直結するような仕事はできませんでした。

両チーム攻め手を欠いたまま、スコアレスで前半が終わります。

○後半

ハーフタイムでの交代は両チームありません。

バルサはマウコム、コリャドの両ウイングの立ち位置を変更しました。

開始直後の1分、バルサがチャンスを作ります。

後方のトディボからスルーパスを受けたワゲが1人をかわしてペナルティーエリアに侵入。マイナスで受けたコリャドが左足シュートを放ちますが、相手にブロックされます。

続いてはセルタのチャンス。5分、左コーナーキックから最後はこぼれ球をアラウホが押し込み先制!

と思いきや、VARが発動されてゴールは取り消し。アラウホのポジションがわずかにオフサイドでした。

プッチ、アレニャーがしっかりマークされ、後半は前進すら難しくなったバルサ。徐々にセルタが攻め込む時間が長くなります。

待望の先制点は22分でした。右サイド、ブデブスの左足アーリークロスに、ニアに走り込んだM・ゴメスがうまく合わせてゴール。ゴメスは後ろからのボールに滑り込みながら右足ボレーでうまく流し込みました。

公式戦23試合負けなしのバルサ。このメンバーでも簡単に負ける訳にはいけませんが、チャンスは全く作れません。

反対に43分、アスパスにPKを決められて0-2。

セルタの選手、ベンチ、スタンドの喜び方を見ていると、「負けるべくして負けた」という印象でした。この試合に対する気持ちの差がありすぎました。

試合はこのまま終了。バルサは個人のアピールも乏しく、デンベレ、トディボも負傷するという少し残念な敗戦。

セルタは残留に向けて大きな勝ち点3を獲得しました。

★個人採点と寸評(採点は10点満点で平均は6点)

GKシレッセン  6点

失点はノーチャンス。足元のプレーもミスはありませんでしたが、今季リーガ初出場を勝利で祝うことはできませんでした。

CBトディボ 5.5点(後半23分OUT)

良い対応、悪い対応がハッキリした試合でした。高身長ながらスピードもあり素材は楽しみですが、私個人の意見ではバルサで活躍するのは少し厳しいかと思います。ただ、まだ19歳。伸びシロも十分です。期待しましょう。ケガは心配です。

CBウムティティ 5.5点

足元のプレーは“さすが”という場面も多かった。ただ、ロングボールの対応を誤り簡単にチャンスを作られるなどまだまだ万全ではありません。今季中にラングレとの序列を覆すのは難しいでしょう。

RSBワゲ 6点

前半41分には惜しいシュートを放つなど攻撃面では存在感を見せました。まだまだ荒削りですが、この選手も楽しみです。

LSBベルマーレン 5点

本職ではない左サイドバックでプレー。守備はある程度無難にこなしました。それ以上でもそれ以下でもありません。

MFアルトゥール 5.5点(後半17分OUT)

ピポーテでスタメン。ブスケツ、ラキティッチと同じ働きはもちろん難しいので評価が難しいです。ボールを持つとさすがのプレーでしたが、途中からは攻撃の前進に貢献できなくなりました。リヴァプール戦の出場はあるか。

MFリキ・プッチ 6点

最後まで全力ダッシュでボールを追いかけ、勝利への執念を見せてくれた唯一の選手でした。どんな試合であれ、バルサが簡単に負ける訳にはいかない。それを体現してくれて嬉しかったです。プレーでも大きなインパクトを残すことはできませんでしたが、全体的に好印象。メッシ、スアレス、ブスケツら主力メンバーとの絡みが見たい。

MFアレニャー 5.5点

フィールドプレーヤーではリーダーとしてチームを引っ張っていました。こういう試合を積み重ねて、どんどん主力選手の仲間入りをしていってほしい。

FWデンベレ 採点不可(前半6分OUT)

とにかく残念の一言。下のトピックスで触れます。

FWマウコム 5点

こういう試合で違いを見せてほしかったですが、インパクトはゼロでした。

FWボアテング 4点

何度かボールを収めて起点になりましたが、ロストも多すぎました。なんとも言えません。

○交代出場

FWアレックス・コリャド 5点(前半6分IN)

リーガデビュー。徐々にスピード感に慣れ良いプレーも見せましたが、まだまだ身体的にも技術的にも力不足です。Bでしっかり経験を積んで成長してもらいましょう。

MFアルトゥーロ・ビダル 5.5点(後半17分IN)

アルトゥールと代わってピポーテでプレー。気迫は見せましたが、試合を変えることはできませんでした。

DFムリージョ 5点(後半23分IN)

トディボのケガで急遽ピッチに入りました。

★トピックス

・【バルサ】デンベレ負傷

この試合、結果や内容より最も大きなトピックスはデンベレの負傷です。リヴァプール戦2ndレグの欠場は決定しました。今季中の復帰は難しいかもしれません。

本人の体質、生活習慣(食事や睡眠)など、私たちには分からないことも多いですが、筋肉系のケガが多すぎます。まだ21歳と若く世界でも屈指のポテンシャルを持つ選手ですが、これは大きなマイナスポイント。

バルサに来て2シーズン目ですが、半分くらいは負傷で欠場している印象です。

このタイミングでの離脱はチームにとっても大きな痛手。特にリヴァプール戦2ndレグは、相手に押し込まれる時間も長くなるでしょうから、彼の存在は武器になるはずでした。

済んだことを言ってもしょうがないですが、とにかく残念。メディカルの判断、本人の管理、どちらに問題があるかわかりませんが、来季までにしっかり改善してほしいですね。

・【バルサ】リキ・プッチが見せたバルサの魂

全体的に残念な試合でしたが、嬉しかったポイントもありました。もし良かったら、93分のシーンを振り返ってみて下さい。

スコアは2-0で勝敗は決していました。そんな状況で、リキ・プッチが相手GK→DFに全力ダッシュでプレスをかけ単独でマイボールのスローインを獲得しました。

バルサの選手全員が諦めている中、あのプレー。上にも少し書きましたが、「どんな試合、状況、メンバーでもバルサが簡単に負ける訳にはいかない」という魂を見せてくれました。

彼はバルサのトップチームで戦う資格があります。プレーヤーとしてはまだまだ成長段階ですが、本当に楽しみな存在です。

★最後に

ローテーションを組んだとはいえ、久々の敗戦はやはり悔しいですね。

頭をCLに切り替えましょう。主力選手は休養バッチリ。何度も言う通りデンベレの負傷は残念ですが、今のバルサには選手層があります。コウチーニョ、ビダル、アルトゥール、アレニャー。またはセルジ・ロベルトを中盤で起用することもできます。

楽しみにしましょう!

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