【マッチレビュー】19〜20シーズン/CLグループリーグ第4節/バルセロナVSスラヴィア・プラハ/0-0△

★両チームのスタメン(+バルサのベンチメンバー)

両チームのスタメン

★得点(アシスト)と警告・退場

・得点
 なし

・警告(イエローカード)
 【バルサ】 ピケ,セメド,ブスケツ(3枚)
 【プラハ】 オラインカ,スタンチュ,フシュバウワー,クーデラ,コラル(5枚)

・退場者(レッドカード)
 【バルサ】 なし
 【プラハ】 なし

★試合の流れ *得点に関わる場面は赤文字

得意のカンプ・ノウで戦うCLグループステージ第4戦。前回対戦では勝利したものの、攻守で圧倒されたプラハを迎えます。

スアレス離脱でどういったシステムになるかが注目されましたが、答えはメッシとビダルの2トップ。4-4-2(4-2-4)のフォーメーションです。

対するプラハ。ほぼ同じメンバー、フォーメーションで挑みますが、4-3-1-2(前回対戦)というより4-3-3気味に戦います。守備の要であるホボルカは負傷離脱中。下の図は前回対戦(プラハホーム)のスタメン↓↓

前回対戦のスタメン

○前半

予想外の形で挑んだバルサ。相手のプラハは前回対戦と違い、前から奪いに来るというより、ラインを高く設定してとてもコンパクトに守ってきました。

メッシにボールが入るシーンは少なく、中央を崩すことはできません。

起点は右サイドでした。デンベレが内側に絞り、裏の大きなスペースをセメドが狙います。この2人、やはり相性が良い。この試合通して、デンベレのパフォーマンスはイマイチでしたが、ユニットで右サイドでチャンスを作り出すという点では評価したいと思います。

セメドは11分、20分、22分と連続で3度、相手の裏をとり、チャンスを作りますが、どれも得点にはつながりません。

反対に、プラハもカウンターからチャンスを伺います。バルサの両サイドバック2人+FW4人の6人が最前線に張る6トップのような形をとる場面も多かったので、オラインカやシェフチークがうまくスペースを見つけて速攻に持ち込みました。

27分には、左サイドを突破したオラインカからマイナスのクロスにスタンチュ。バルサはヒヤリとさせられました。

バルサは35分、ハーフラインから抜け出したメッシが単独で運び、シュートまで持ち込むもバーに当たって得点ならず。

プラハも47分に、カウンターからボジルのシュートがゴールネットを揺らしますが、オフサイドの判定。

得点は入らず、スコアレスでハーフタイム。内容的にも“互角”で、前半終了の笛が鳴るとカンプ・ノウからはブーイングが送られました。

○後半

ハーフタイムで、バルサはアルバ→セルジ・ロベルトの交代。セメドが左SBに入ります。

不甲斐ない内容の前半から、巻き返したいバルサ。ただ、後半もなかなかリズムができません。

プラハも含め、お互いにチャンスを作れずミスも多い展開。正直眠かった。“試合の流れ”としては書くこともあまりありませんでした。

メッシの抜け出しからビダルが決めた微妙なオフサイド判定、途中交代のアンスからメッシのシュート。それ以外あまりありませんでした。

最後は勝ち点1で良しとしたプラハの前に、攻め手なしのバルサ。

結局このまま試合はスコアレスで終了です。

2013年9月から続くCLホーム負けなし記録は34に伸びましたが、あまりにも寂しい試合内容。勝ち点を伸ばすことができず、グループ突破に向けても痛い引き分けでした。

★個人採点と寸評(採点は10点満点で平均は6点)

GKテア・シュテーゲン  6.5点

枠内に浴びたシュートこそ少なかったですが、落ち着いたプレーで無失点。ビルドアップも安定していました。

CBピケ 6点

オラインカ相手にまずい対応をしたシーンもありましたが、基本的には集中していました。

前半は、セメドの裏を狙うスルーパスでも存在感を見せました。

累積で次節ドルトムント戦は出場停止です。

CBラングレ 6点

まずまずのプレー。カウンターを受けた場面でも落ち着いて対応しました。

RSB(LSB)セメド 7点

トップ評価です。前半は右サイドの攻め上がりから何度もチャンスを作り、サイドを変えた後半も高レベルなプレー。

前半最初のチャンスを決めきれていれば文句なしでした。

LSBジョルディ・アルバ 5点(後半1分OUT)

ハーフタイムで負傷交代。どのくらいの時間から痛みがあったかわかりませんが、それにしても存在感がありませんでした。

4-5週間の離脱になるそう。痛い。

MFブスケツ 5.5点(後半23分OUT)

訳の分からないシステムのせいで、前後左右に走らされました。戦術の犠牲者です。

MFフレンキー 6.5点

ブスケツ同様苦しい試合でしたが、それでも最後まで走りきりボールを持ってもほぼミスなし。やはりレベルの高い選手です。

WGデンベレ 5点(後半20分OUT)

いつも通りのデンベレです。驚くようなポテンシャルを魅せる瞬間もありますが、基本的にはミスが多い。久々のスタメンでしたが、価値を証明できませんでした。

交代時にはカンプ・ノウからブーイングを送られました。

WGグリーズマン 5点

最後まで存在感薄。ボールを持つとうまい選手ですし、守備意識も高いけど、それ以上のものを見せられませんでした。

FWアルトゥーロ・ビダル 6点

トップ下というよりも、FWとしてメッシの相方を担いました。ただやはり、そのポジションの選手ではありません。ビダルもブスケツと同じく戦術の犠牲者となった試合でした。

FWメッシ 6点

単独でチャンスを作るシーンもありましたが決めきれず。簡単なロストも多かったです。

○交代出場

SBセルジ・ロベルト 6点(後半1分IN)

アルバの負傷で後半開始からピッチに立ちました。うまいランニングから決定機を迎えたシーンで決めていればヒーローでした。その他は及第点のプレー。

WGアンス・ファティ 6点(後半20分IN)

積極的な仕掛けで存在感を示すと、メッシへのアシスト未遂も。ここ数試合では一番の出来でした。17歳になったばかりの選手とは思えない質のプレーでした。

MFラキティッチ 5点(後半23分IN)

リズムを掴めないままこの試合も終了。厳しいシーズンになっています。

★トピックス

【バルサ】不可解な采配

書きたいことはたくさんありますが、以下、試合直後に私がツイートした内容です。

“結果論うんぬんじゃなくて、 今日の采配には色々言いたいです。 ビダルは気の毒。 本来は2列目からの飛び出しで良さを発揮する選手なのに、 FWとして90分間“スアレス級”を求められた。 そしてもちろん、守備面では“ビダル級”を求められる。”

“ブスケツはこのサッカーには向いていない。 スアレスOUT→守備免除はメッシ1人 になったことで、攻守に安定するように思えるけど、 実際はダブルボランチ2人であり得ないスペースをカバーする必要があった。”

“それでも90分間走りきって、 ほぼミスなくプレーしたフレンキーの非凡さはさすが。 アルトゥールが招集外になった理由もなんとなく分かる。”

“そしてラキティッチ。 今季はボールが足につかなかったり、簡単なパスミスがあったり。 完全にリズムが出来ていない。 自分もボランチの選手だったから分かるけど、こんな使われ方では難しい。しかも求められるのはバルサの中盤。(僕なんかとレベルが違う) キャリアでこんな時期は初めてなのでは?”

“ある意味、監督に潰された(ている)選手。 かわいそうとすら感じる。 もちろん、ポジションは自分の実力で掴むものですが。 あまりにも使われ方に一貫性が無さすぎて…”

“自分はテレビの前から見てるだけだし、 フロント、選手との関係性なんて分かる訳ないし、 プロ経験も監督経験もないけど、 今日の選手起用、交代策を見ていると、 バルベルデはやっぱりキツイと思う。 偉そうに言って本当に申し訳ないけど。 それくらいショックな試合でした。 おやすみなさい。”

【プラハ】勇敢な姿勢と高い質

それにしてもプラハ。強かったです。国内リーグの戦いぶりは全く知りませんが、普通に質が高いチーム。そしてバルサ相手でも物怖じすることなく挑んでくる姿勢も素晴らしいと感じました。

グループFでは“1弱”と言われていた存在ですが、全くそんなことありませんでした。この後対戦するインテル、ドルトムントも簡単にはいかないでしょう。

ソウチェクなんかは、今すぐにでもビッグクラブでプレーできるレベルの選手だと思います。

★最後に

ネガティヴなことばかりの内容になって申し訳ありません。暗黒期バルサを知る方のツイートやブログをいくつか読ませて頂いて、やはり自分の考えが甘く贅沢なんだと認識しました。笑

ペップ時代からのバルサしか知らない私にとっては、美しく、強い、特別なチームです。だからこそ、これだけのめり込みました。

ただこの先、メッシの引退(退団)とともに再びバルサに暗黒期が訪れても、私はバルサを追いかけ続けます。

バルサのサッカーを通して、バルセロナという街やスペインという国自体も大好きになりました。なんだったら、就職活動にも大きく影響しました。私の人生にとってバルサというチームは、それだけ大きな存在です。

また冷静になって、レビュー以外のブログも更新していきます。よろしくお願い致します。

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