【シーズンまとめ】18-19シーズン選手評価(MF.FW編)

18-19シーズン選手個人評価、今回はMF.FW編です。

昨日アップしたGK.DF編をまだ読んでいない方は是非こちらから↓↓

*個人採点と総評(採点は10点満点で平均は6) *出場数右の()はスタメン出場

MFブスケツ 6点

○リーグ戦35試合(30)1A
○CL12試合(11)1A
○国王杯5試合(5)

6点(平均)という評価は少し厳しいでしょうか。ただ、シーズン終盤目立ったような“らしくないミス”がかなり多かった1年でした。

今季は、“ピポーテ”というより“ダブルボランチの一角”という役割が多くなりました。相手を押し込める時間帯は良いんですが、反対に押し込まれてしまうと機動力の無さが目立ってしまいます。リヴァプール戦2ndレグなんて、良さをほとんど出せませんでした。

ある意味、戦術の犠牲になったとも言えます。

現在30歳。まだまだ老け込むには早すぎます。来季はデ・ヨングも加入しますが、ピポーテのポジションはブスケツの聖域であるはずです。

コンディション、モチベーションともに整えて、新しいシーズンに挑んで欲しいと思います。

ブスケツ

MFラキティッチ 7点

○リーグ戦34試合(29)3G5A
○CL12試合(12)1G2A
○国王杯7試合(7)1G2A

今シーズンに限るとブスケツよりもアンタッチャブルな存在でした。走りまくったW杯を終えてすぐにバルサに合流すると、そのまま1年フル稼働。昨シーズンから合わせて約2年まともに休まずにプレーし続けています。

それでもケガなく、ほとんど状態も落とさず、シーズンを戦い抜きました。今季はブスケツ休養の際、ピポーテのポジションでもプレー。かなりの質で代わりを務め、サッカーIQの高さを示しました。

メッシとの関係性、攻守両面の能力、走力、高さ、強さ。どれをとっても相変わらずハイレベルです。

ビダル、アルトゥール、アレニャー、そしてデ・ヨング。来季は更に中盤の競争が激しくなりそうで、移籍の噂も出ていますが、個人的には絶対に残って欲しい選手です。

ラキティッチ

MFアルトゥーロ・ビダル 7点

○リーグ戦33試合(22)3G7A
○CL11試合(3)
○国王杯8試合(4)

終わってみれば、チームにとってなくてはならない存在になりました。大当たりの補強でしたね。

出場機会の少なさに不満を示していたのは遠い過去の話。持ち前の守備力、パワー、献身性、そして意外なほどの技術の高さで徐々に出番を増やすと、最後はコウチーニョ、アルトゥール、デンベレらをベンチに追いやり、トップ下、左ウイングなどでも出場。シーズン後半は完全にスタメンの座を掴みました。

メッシとの関係性もよく、ゴール、アシスト数も伸びました。心配された素行の悪さは全く気にならず、むしろロッカールームでも地位を確立していた印象です。

来季ねぇ、どうでしょう。私は放出希望です。間違いなく良い選手なんですけどね。ここではこれ以上書きません。

アルトゥーロ・ビダル

MFアルトゥール 7.5点

○リーグ戦28試合(19)1A
○CL9試合(7)
○国王杯7試合(5)1A

最も大きなサプライズでした。昨夏グレミオ(ブラジル)から約3,000万€+@で加入すると、バルサイズムを継承する救世主としてあっという間にクレのお気に入りに。

やはり印象深いのはCLグループステージ第2節トッテナム戦(4-2○)ですよね。

何度もボールに触り、散らす。あえてボールを晒して、相手の逆をとる。そして絶対にボールを失わない。パス成功率は91パーセントでした。シャビのようなプレーぶり。私自身も衝撃でした。こんな選手がいたのかと。

いつの間にか、ブラジル代表でもレギュラーの座を獲得しました。

ただ、負傷明け(クラシコ2日前)のネイマール主催バースデーパーティー参加はいただけなかった。ちょっとした批判も受けましたし、シーズン終盤はケガの影響もありフォームを落としました。

それでも、まだ22歳の選手です。精神的にも肉体的にもまだまだ成長過程。

来季もまず、定位置争いです。細かいポジショニングを学び、得点に直結するプレーを増やして欲しい。

アルトゥール

MFアレニャー 6.5点

○リーグ戦17試合(6)2G
○CL3試合(1)
○国王杯7試合(3)

全公式戦の約半分にあたる27試合に出場。ポジション確保までは至りませんでしたが、指揮官の信頼を得て徐々に出場機会を増やしていきました。

昨シーズン終盤の大ケガの影響で、Bチーム登録でのスタートでした。ただ、リーガ14節ビジャレアル戦(2-0)でメッシのアシストから得点をゲット。自身の力でトップ登録を掴みとりました。

カンテラーノらしいポジショニング、ボールタッチの柔らかさに加え、この人には強さがあります。身長は180cmあり、闘うこともできる。試合ごとのムラを無くすことができれば、トップチームでも十分通用する選手だと思います。

CLユナイテッド戦2ndレグ、リヴァプール戦1stレグのように、大切な試合でピッチに立つ経験も積みました。今季は本人にとって本当に大きな1年だったんじゃないでしょうか。

デ・ヨングの加入でますます出場機会は限られてくると思いますが、個人的にはレンタルに出すのは反対です。

アレニャー

MFラフィーニャ 4点

○リーグ戦5試合(3)
○CL2試合(1)1G
○国王杯出場ゼロ

なんというか、本当に不運な選手です。昨シーズン、インテルで好印象を残して満を持しての復帰。メッシ不在のクラシコで好プレーを見せるなど“今回こそは”と思っていたんですけどね…。

11月24日アトレティコ戦で膝の靭帯を断裂し、そこでシーズン終了。自身3度目の大ケガでした。

ラフィーニャについてはあまり書いたこと無いんですが、実は私、すごく好きな選手なんです。

間違いない技術と献身性。運ぶorパスの判断も正確で、見ていて気持ちの良い選手なんですよ。

放出候補の筆頭でしょうが、もう1年だけ、チャンスを与えてあげてくれないですかね? 活躍できると思うんですけど。まずはケガをしっかり治して、フォームを戻していってもらいましょう。

ラフィーニャ

FWメッシ 9.5点 ★MVP

○リーグ戦34試合(29)36G13A
○CL10試合(9)12G3A
○国王杯5試合(4)3G2A

言うことなしです。神です。神様。衰えるどころか凄みをますばかり。まさに戦術を凌駕する存在です。

腕の骨折、股関節の違和感で出場試合(時間)は少しコントロールされましたが、リーガ得点王、アシスト王、CLも得点王。リーガの攻撃面におけるスタッツではほぼ全てトップの数字でした。

今季は特に、負けている(引き分けている)状況での大事な得点が多かった印象です。途中出場での理不尽なゴールもありました。フリーキックもすごかった。

キャプテンとして、悲願のCL達成は果たせませんでした。リーダーの資質やらなんやら、批判もあります。ただ、私はそうは思わない。メッシがそこまで背負う必要は無いと思っています。

まずは、メッシのプレーをリアルタイムで見られる幸せを噛みしめましょう。私は来季もそうします。

メッシ

MFコウチーニョ 4.5点

○リーグ戦34試合(22)5G2A
○CL12試合(11)3G3A
○国王杯7試合(5)3G

クレ全員の期待を裏切った1年でした。シーズン後半は大ブーイングを受ける始末。CLユナイテッド戦2ndレグ(3-0○)のゴールパフォーマンスで、多くのファンを敵に回してしまいました。

結局、アンフィールドでも全く活躍できず。今季限りでの放出も噂されています。

53試合で11G5A。数字面でも落第点です。ボールの奪われ方も悪ければ、積極性もない。好きな選手でしたが、擁護しようがありません。

味方(特にアルバ)を生かすためのポジショニングなどは評価されるべきですが、それ以上のマイナス点が多すぎます。

来季以降も、バルサで活躍するイメージが湧きません。本人のためにも、放出がいいんじゃないでしょうか。

コウチーニョ

FWデンベレ 5点

○リーグ戦29試合(20)8G5A
○CL8試合(5)3G1A
○国王杯4試合(4)2G1A

デンベレも不合格です。出場すれば素晴らしいプレーを見せましたが、稼働時間が短すぎます。大事な大事なアンフィールド決戦もピッチに立つことすらできませんでした。

本人の管理不足か体質の問題か。彼の特徴は爆発的なスプリントです。筋肉系のケガが癖になるのは本当に怖い。ポテンシャルはバケモノですが、シーズン通して活躍できなければ意味ありません。

遅刻グセはプレーに影響なければ、まぁ許せるんですけどね。

来季は本当の意味で真価を問われるシーズンになりそうです。

デンベレ

FWマウコム 5点

○リーグ戦15試合(6)1G2A
○CL3試合(0)1G
○国王杯6試合(5)2G

評価しづらいです。笑 基本的には微妙だったんですけど、インパクトのあるゴールやプレーが多いんですよね。

CLインテル戦のゴールからの涙。クラシコでの同点ゴール。国王杯決勝でも良いプレーを見せました。

ただ、4,100万€の移籍金に見合った活躍は全く見せられませんでした。バルベルデが望んだ補強では無かったにしても、自身で出場機会を掴むことができませんでしたからね。

スピードに乗った時のプレーには魅力を感じるので、もっと積極的に自ら仕掛けていってほしいです。

とりあえずは残留路線でしょうか。獲得した以上(もしくは同等)のお金になるなら、私は売却派です。アタッカーなら、カンテラからも良い選手がたくさん出てきますからね。

マウコム

FWルイス・スアレス 7点

○リーグ戦33試合(31)21G6A
○CL10試合(10)1G3A
○国王杯5試合(3)3G2A

ムラは大きかったですが、結局はスアレスなんですよ。苦手のCLでもリヴァプール戦1stレグでは先制点を挙げましたし、クラシコでも印象的なゴールを決めました。

何度も書いていますが、メッシとの関係性も含めて簡単に代わりは見つかりません。

ただ、ぼちぼち限界です。どう考えても衰えてきています。これまでと同様の活躍を期待できるのは、来季まででしょう。

ヨビッチはマドリーに獲られてしまいました。カンテラに純粋なストライカーはいません。

どうするバルサ。

ルイス・スアレス

FWボアテング 3点

○リーグ戦3試合(3)
○CL出場ゼロ
○国王杯1試合(1)

バルサレベルの選手ではありませんでしたね。まぁ、分かっていましたし、そこまで期待もしていなかったんですけど。

高さ、強さという面のオプションにすらなりませんでした。ムニルを残しておけばなんて思ってしまうんですが。しょうがない。

グッバイ、ボアテング!

ボアテング

★最後に

とりあえず、シーズン終了時点でトップ登録されていた23人の評価でした。年齢や移籍金、期待値に対する結果などで主観的に採点しているので、完全に公平な評価にはなっていないと思いますが、まぁこんな感じです。

MVPは迷うことなくメッシです。次点はテア・シュテーゲン、ピケ。それ以外だと、ラングレ、アルバ、ラキティッチ、アルトゥールあたりを高評価にしました。

少し話は変わりますが、バルサ関連の移籍話は動きがありませんね。来季のスカッド予想(希望)みたいな記事も書きたいんですけど、何とも。笑

マドリーは着々と補強を進めています。アトレティコはチームが丸々変わりそうなくらいです。バルサはどうか。見守りましょう。

*選手の年齢は全て19年6月12日時点のものです

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